辺境作家
高野秀行さんの
「未来国家ブータン」
読み終えました。
文庫は先月発売されたばかり。
高野秀行さんといえば
全くマラソンを走ったことがないのに
砂漠でのマラソンにエントリーし、取材撮影まで連れて行ってしまったり
謎の生き物を追い求めるあまり
苗字を変えでもしないと入国できないところがあったり、
そのために奥様と離婚して苗字を変えようとしたり、
とにかく
ぶっ飛んでるわけですが
今回も
まさかの
国立生物多様性センター専門家と共同調査ということで、日本を代表する生物多様性の研究者さんが作った会社の顧問という名刺を持たされ、
ブータン入り。
けれど高野秀行さんの心の叫びは
ブータンに雪男がいるらしい!それを徹底的に調べたい!
なのでした。
四六時中、雪男の情報を求めつつも
生物多様性の研究のための面目もどうにか保たなくてはという気持ちもありながら
グデグデに酔っ払いながら高地へ行き
相変わらずの珍道中。
ブータンの幸せの秘密を
高野秀行さん独自の切り口で
分析していく感じは
とても説得力があって、
情報として、
国民のほとんどが幸福だと感じている国ですよー、
と言われるのの何倍も、
ブータンの笑顔が伝わってきました。
さすが高野秀行さん。やっぱり面白い。
他の本も読もうっと。
まあでも
これは、ブータン展のミュージアムショップには・・・並ばないかもねえ(^^;;個人的には置いて欲しかったけれど。
面白いから。でも正統派な感じじゃないって思われるのかもしれないからなあ。
そこがいいんだけれどねー。
というわけで
2016年47冊目
7月の2冊目
でした。
#読書
#ドキュメンタリー #ノンフィクション
#高野秀行
#ブータン
#文庫
こんばんは。
私も読んでみようかな!?
世界が見た20世紀の日本(山川出版)を入手しました。
写真集です。
ご参考に…