先日、雨の観測方法のひとつとして、
「一般気象レーダー」をご紹介しました。
ほかにも、
「気象ドップラーレーダー」というものがあります。
「一般気象レーダー」は、
雨や雪までの距離や降水の強さを測定するのに対し、
「気象ドップラーレーダー」は、
雨や雪の動きを観測するもの。
まず、「ドップラー効果」とは、
音波や電磁波などの発生源と観測者の距離が、
縮まる場合は、周波数が高くなり、
離れる場合は、周波数が低くなる現象です。
たとえば、
電車に乗っている時に聞こえる踏切の音。
踏切に近づいていく時は、高く聞こえ、
踏切から遠ざかっていく時は、低く聞こえますよね。
「気象ドップラーレーダー」は、
この「ドップラー効果」を利用します。
発射された電波と
雨や雪に反射されて戻ってくる電波の周波数のズレから、
雨や雪が遠ざかっているのか、近づいているのか、
そして、その移動速度を測定できる、というわけです。
気象観測に、
ドップラー効果を利用する、という発想が意外!
アイディアが隠された観測方法ですね!
さて、本日16時31分、気象庁から発表された、
「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」によると、
「九州北部地方を中心に、13日にかけて、
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に
厳重に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。」
となっています。
詳しい情報や今後については、
引き続き、気象庁の情報に十分ご注意ください。
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