「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」

シネマアミーゴにて


「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」

観てきました。















いろんな写真家のドキュメンタリーをみたけれど
一番良い映画だったかも。


全編通しての音楽も良かったし

監督の作品作りもすごく良かったし

そして主人公のソール・ライターも
とっても素敵な方でした。

ソール・ライターは
すごくまっすぐ。
正直な人、ストレートな人。

写真家というよりも
1人の人としての深みや魅力があります。

ソール・ライターの作品は
一見普通そうに見えるんだけれど
片隅にひっかかりがあったりするのが
彼の作風
というような彼自身のコメントがありましたが

まさに。


写真集はかの有名な
ドイツのシュタイデルから出ていますが

プリントも見たい!

プリンターさんとお話ししてるシーンも映画に出てきますが
映像でみただけでも
プリント綺麗だなあって思ってしまったので
生でプリントをみたら、
それはそれは綺麗なことでしょう。



愛するパートナーを大切に、優先して生きていたんだろうなあって感じられるシーンがあったり、
それでもパートナーが先に「バケツを蹴って」いなくなった時、それは彼自身のせいだと強く思っているシーンがあったり。


注目を浴びたくて、自分自分とぐいぐい前に出て行くタイプじゃないけれど、
自身の作品については強い意志があって
自分の中の芯は決して揺らがないソール・ライター。


理由ははっきりとはいえないけれど
映画をみていて
切なくなって
じんわりと涙が出ました。


彼のこの
人となりが
もっとはやく世の中に知られる機会があったのなら、
彼のプリント作品は、もっと何倍も売れていたかもしれない、
と思うほど。

彼の人となり
人柄、誠実さ


写真そのものが素敵なのは
ある部分ではプロとして当たり前なことで、
その上で自分がアートの側面や、はたまた広告の側面から、どんな先人の流れの中でどんな立ち位置にいるのか、学んでいること、
そして作家そのものの人間の魅力が
合わせられて
初めて、世界的写真家へのスタートの土俵に立つことが出来るのかも知れないなあ

なんてことも感じたり。


いい映画だったわあ

DVDになったら欲しいわあ



夜のシネマアミーゴ
初めて行ったけれど
夜は夜で
いいかんじでした




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