サイモン・フジワラ「WhiteDay」@オペラシティ

少し前のことですが

オペラシティで開催されていた

現代アートの展覧会


サイモン・フジワラ
ホワイトデー

を見てきました。


http://www.operacity.jp/ag/exh184/



現代における幸せへの問いかけ

そして

当たり前である前提が解体するときに生まれるセンセーション

が軸となる作家さん


久々に、脳みその中を混乱に陥し入れてくれた展示でした。

でも漠然と
わからなくて退屈だ、というのではなく、
むしろ真逆。

一つ一つの作品が
展示室を後にしてからも
強烈な印象で頭の中に残る
不思議な力に溢れているんです。

作品を見たときに
鑑賞者に問いかけてくる力。
考えさせられる何か。


無数のアートがある中で
これほどまでに、鑑賞者に何かを刻みつけられる展示は、なかなか無いと思いました。

と同時に
やっぱり
まだまだ勉強不足だなあと思ったり。

いつか
アート、芸術に絡んだお仕事が
できる人になりたい。


いつの日かのために
地味で地道な勉強だけれど
楽しみながら日々精進です。



SUMAUというサイトで
今回の展示が詳しく紹介されていました。

http://sumau.com/2016/page_category/parent_information/in...

かなり参考になる記事でした!

では

わたくしが気になった作品を・・・


《ホワイト・ギフト》(2016)
展示室に入ると
長く暗い廊下に浮かび上がるようにして
最初に出会う作品。
今回の展覧会タイトル「ホワイトデー」への導入にぴったりの作品でした。













《無題(梅の木)》
無数のコインが床に貼り付けられています。
スポットライトがあてられ、静寂な感じがとても好きでした。











《再会のための予行演習》
疎遠だったお父様と一緒に陶芸作りをしたけれど、目指していたバーナード・リーチのような作品にならなかったため、まさかの大元の目標だったところのバーナード・リーチ側を破壊した、というもの。
あたりまえなことを、解体されていきます。









《驚くべき獣たち》
服の毛皮を剥がしていくと、毛の裏面にその動物の状態などが手書きやスタンプで示されています。それを一枚に貼り合わせた展示と、透明な作業場がセットになった作品。
何気なく目にするたくさんの毛皮について、意識せざるを得なくさせる力のある作品群。












《ミラーステージ》
この裏で映像が流れているのだけれど
この一枚の絵がサイモン・フジワラに
アーティストになるきっかけを与えた、
彼を語る上でとても大切な絵の複製。
ミラーステージの動画はすごく面白く、DVDになっていたら欲しいかも、と思いました。
少年が、この絵に出会った1日のサイモン・フジワラを演じる話なのですが、サイモン・フジワラが少年にこのステージのコンセプトを真剣に伝えるところから映像が始まります。二人の集中力、理解しようとするエネルギーによって、すごくいい感じの映像となっていて、何度も見たくなります。










他にも印象的な作品がいっぱい。

サイモン・フジワラ
わたしとほとんど年齢が変わらない。

いまを生きる人の発信するものを
いま体感できる喜び

現代アートはだから面白い!



サイモン・フジワラの展示が次回あったら
絶対また見に行くと思う!

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