天気予報などで、
「上空の寒気」という言葉が、よく登場します。
「上空約5000mに、
氷点下○℃の寒気が流れ込み…」などという表現を、
よく耳にしますよね。
ところで、このはるか上空の気温は、
どのように観測されているのでしょうか…。
実は、
「ラジオゾンデ」と呼ばれる観測器を、
気球で飛ばしているんです。
突き出たアームには、温度計と湿度計、
本体内部には、気圧計などがセットされています。
そのため、「ラジオゾンデ」は、
大気中を上昇しながら、
地上から高度約30kmまでの大気の状態を観測することができます。
さらに、無線送信機も備えているため、
測定した情報は、
無線で、地上の観測所に送信されます。
ちなみに、
「Radio」は、「無線を利用して」
「Sonde」は、「探るもの」という意味。
高度な技術によって、はるか上空の情報も、
より速く、より正確に届けられるんですね!
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