大好きな作家さんのひとり
伊坂幸太郎さんの『チルドレン』を一気読みしてしまいました。
やっぱり伊坂幸太郎さんの小説は
夢中でラストまで読み切らせる勢いがあって楽しい。
「短編集のふりをした長編小説」
と、ご自身はこの小説を書かれた当時、おっしゃっていたようですが
これもまた伊坂幸太郎スタイルのひとつなんじゃないかなあと。
ということは、この『チルドレン』は伊坂幸太郎スタイルが確立された頃のもの?ってことなのかなあ。
全編に共通して出てくる陣内。
やかましくて
ガサガサしていて
勢いだけで全てを蹂躙するような陣内は
あらゆることを無意識のうちに引き寄せてしまう、強力磁石みたいな男。
こういう人、いるねえ。
遠くで見てたら面白いけど、すぐ隣で巻き込まれたら、こっちがヘトヘトになって疲労困憊迷惑するっていう。
陣内は、その引き寄せのパワーと
真っ向勝負な清々しさから
なぜか憎めないキャラ。
読んでいても
陣内の存在感で
スカッとした気分になりました。
よい本に出会うことが出来て、よかったですね。
私も、今日は午後から久しぶりに図書館に行ってこようと思っています。。。