リー・キット



銀座の資生堂ギャラリーに久々に行ってきました。

今月から始まったばかりの個展

Lee Kit Exhibition

香港出身で現在は台湾の台北で活動する
リー・キットさん(李傑さん)の
日本初個展。


2013年のヴェネチア・ビエンナーレの香港館代表にも選ばれ
今年はアラブ首長国連邦で開催のジャルジャ・ビエンナーレに、
そして来年はベルギーのゲント現代美術館と、アメリカのウォーカー・アート・センターでの個展が決まっているという
いま勢いのある作家さん。

今回の展示のキーワードは
「不安」
「孤独」
「呼吸」


その背景としては
「政治や社会的格差へのフラストレーション、日常生活に伴うストレス、逃れようのない孤独」
などがあるのだとか。


今回の展示のタイトル
The voice behind me

これについては

「自分が慣れ親しんでいると同時に疎外されていると感じる声が常に背後にあり、その存在はほとんど耐え難いが、受け入れるしかない」

とのべる、リーさん。


窓のない地下にある資生堂ギャラリーの中にいながら
日常でなにげなく感じる窓からの光を
作品で映し出すことで改めて強く意識させられたり、

ふとした瞬間に孤独を感じる場所

というのも意識させられたり。


展示の中には壁に投影されるプロジェクターの光の前を横切らないといけない仕組みもあって
その映像に入り込んでしまう鑑賞者の影も作品の一部。


見るたびに違う視点から、自分自身の生活の中の一部に
どこか疑問を投げかけられるような作品展でした。

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