『江戸の悪』@太田記念美術館

原宿にある
太田記念美術館へ





今日から新しい企画展

『江戸の悪』大盗賊・侠客・悪女・ストーカー。江戸の「悪い人』たちが大集合。

が始まったので 行ってきました。

平日にもかかわらず
初日ということもあってか

思っていた以上にたくさんの来館者が。

太田記念美術館は何度か来たことがあるのですが
畳のところに靴をぬいであがって
座って作品を鑑賞することもできたり

二階の展示は見やすいように
同じ作品が2枚展示してあるところもあったり。

一階は室内だけれど日本の庭園をイメージした玉砂利があったり


今回の特別展は

江戸の悪い人がテーマということで
やっぱり、石川五右衛門や八百屋お七なんかも登場します。

浮世絵を見ていて面白い点の1つは、
現代の感覚に近い部分が垣間見えることごあるところ。

例えば
月岡芳年の《本朝義盗競》という作品などは、
1枚の浮世絵の中に
何人もの「悪い人」が描かれているんです。

これって、アニメーションの悪キャラオンパレードの絵、みたいなものじゃないですか。
あの夢と希望のディズニーアニメーションの世界でも、悪い魔女とかだけを集めた1枚のデザインやそんなコンセプトのものを見たことがあります。
リトル・マーメイドのアースラとか、眠れる森の美女のマレフィセントとか、101のクルエラ・デビルとかね。

江戸の頃の感覚と
現代の感覚に
ぐっと近い部分を感じると
時を一瞬にして飛び越えたような気がしてしまい、面白いんですよね。


それから浮世絵、といえば
やっぱり
歌舞伎の役者絵


今回の展示でももちろん多くみられ、
四代目市川小団次さんの石川五右衛門や八百屋お七、
八代目市川團十郎さんの助六なども
印象的でした。

菅原伝授手習鑑や忠臣蔵のシーンなどなど

そうやってみているうちに

歌舞伎、また生で見に行きたくなってきました。

昔の江戸の民衆も
なかなか歌舞伎を見に行けなかったりして
こうやって役者絵と、文字でかかれたストーリー展開をみて、
想像を膨らませたり、ワクワクしながら読んでいたりしたのかなあ。


コメント

浮世絵と言えば…歌川国芳の 化け猫が好きだな(^^)d

K氏 2015年06月03日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

感謝の気持ち
目に見える変化と見えない変化
紙コップを考える
プラスチックフリーを意識した暮らし