竹秋

旧暦3月の別名は、「弥生」ですが、
他にも色々な異名があります。

桜月、花見月、花咲月、竹秋…。

春をイメージできるものばかりの中、
ひとつだけ、違和感があるものがあります。

それが、「竹秋(ちくしゅう)」

一見、季節外れのように感じますが…
実は、これは、「竹にとって秋」という意味。

竹の葉は、この時期、黄色くなるので、
草木が枯れる秋のような状態になる、というわけです。

そのため、「竹秋」は、春の季語。

ちなみに、「竹春」という言葉もあり、
こちらは、旧暦8月の別名。
秋の季語です。

竹にとって…という考え方が面白いですね。

春の捉え方も、色々です!

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