絵のお医者さん

移動の合間のカフェタイム


『モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事』(美術出版社)

読み終えました。

私たちが、今日、
何十年、何百年も前の美術作品を見ることができるのは
岩井さんのような修復家という専門家の方々のおかげなんです。

なんとなく、そういう仕事があるというところまでは知っていましたが
具体的に修復家の方の言葉を読むのは初めて。
すごく興味深かったです。

岩井さんは、修復家の仕事とは
「絵画をはじめ、美術作品は経年変化で劣化していくものです。その劣化をくい止めて、未来に残すのが修復家の仕事です。」
と述べられています。

この本の中には
岩井さんが思う、修復家として大切なこととは何か、プロとして仕事をする上での心がたくさん書き込まれています。

修復をするための技術よりも
「理念のほうが大事です。そこを若い人に教えたいし、考えてほしいんです。この絵はどこまで修復の手を入れた方がいいか、それを考えていない修復家が多すぎると思います。」

という岩井さん。

作家の想いを後世に伝えていくには
どうしたらいいのかを
常に作品を通して向き合っていらっしゃいます。

偶然ですが岩井さんが修復に携わった
「フェルメールからのラブレター展」の図録が我が家にありました。
母がお友達と遊びに行った時に買って来てくれたお土産です。

図録の中には修復についてまとめられたページもあり、
今回読んだ本の内容と合わせて
ふむふむと。


新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にあるゴッホの《ひまわり》も、岩井さんが修復したことを知り、ここも改めて近々見に行きたい!も思ったり。


修復家の人たちがいるから
今に残され、伝わる作品がたくさんある。



美術品の護り手である修復家という仕事が
もっともっと日本でも広く認知され、
助けを求めている作品たちに手が行き届くようになるといいなあ。








コメント

何事も理念が大切ですね、、、ふとすると技術に流れがちではありますが、、、。

まるみる 2014年11月29日

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