移動時間や待ち時間にじわじわ読んでいた本
『クローズド・ノート』(角川書店)
雫井脩介さんの小説です。
初めて読む作家さんの作品でした。
大学生の香恵のアパートの
クローゼットの奥にあったノート。
前の住人の忘れ物らしきノートにかかれた日記を通して
香恵はこの部屋と、ノートの主と、周りの人たちの物語の中に入っていきます。
現実と
ノートの世界が繋がった時、
これ程までにたくさんの人に
様々な形で想いを残して行く人が
何人いるだろうかと
ほんんかしながら思いました。
大切にしたい人たちを
ちゃんと、今があるうちに、
もっともっと、大切にしていこう。
今という時は
掛け替えがなくて、
みんなが唯一の命で
けれど時間は一日24時間しかない。
私は何かを
どこかにちゃんと、届けられているだろうか。
余談
これ読んでると
万年筆売り場に行って
試し書きとかしたくなる
さてと
次は何を読もうかな。
今回もいい本に出会えて、よかったですね。☆
ちなみに、私は、今、伊集院さんの『ノボさん』と、葉室麟さんの『山桜記』を
読んでいます。どちらも素晴らしい内容で、おすすめです。☆