『市川海老蔵 古典への誘い』

ついに

観てきました。


東京

渋谷にある


観世能楽堂にて

『市川海老蔵 古典への誘い』









すっごく楽しみにしていた舞台。
東京公演の初日、一回目の公演。


歌舞伎はこれまでに数回観たことがあったのですが

お能は

確か小さい頃に祖母と一緒に一度観て以来、
ということで、ほぼ初。

そしてもちろん
観世能楽堂に行くのも初。


今回の、この『市川海老蔵 古典への誘い』は、
今年で3年目となる企画。

今回の演目は
初年度の再演版ということです。


企画の最大の特徴は

お能と歌舞伎が
たった20分の休憩を挟むだけで
全く同じ舞台で展開されるということ。

しかも、
演目が
同じルーツのもの。


お能は今回は
半能『石橋』(しゃっきょう)
の上演。



そして、その『石橋』が元になって作られた歌舞伎の演目が
次に上演される、という流れなのです。


その歌舞伎は『連獅子』


赤と白の獅子が
長い毛をふりふりブンブンしてとても華やかな、と言えば
歌舞伎にあまり詳しくない方でも、
ああ!どっかの映像で観たことがある!
と思われるのではないでしょうか。



今回、
観世能楽堂にて
この二つのお能と歌舞伎を
続けて鑑賞できるという機会。

本当に素晴らしい時間でした。


同じ題材なのに
お能と歌舞伎では
全く違うんです。


空気感がとにかく違う。


歌舞伎はどちらかといえば、
客席との距離が、感覚的に近いイメージ。
役者さんたちのエネルギーが
ずずずっと客席と客席の間にまで
勢いを持って伸びてくる感じだと思ったのですが


お能は
能舞台の全体で
完成されつくした世界観を
びしっと作り込んでいる雰囲気。
その圧倒的な世界観の強さが
舞台が進むにつれて、じわじわと客席に漏れ出て、しのびより、
気が付けば最後にはその世界のびしっとした空気の中に取り込まれてしまっている、そんな印象でした。


すごいことです。

圧巻です。



歌舞伎もまだまだ
多くは観たことがないので
もっとたくさん観ていきたいなあと思ったし、
合わせて、お能も、観ていきたいなあと、
今日の機会に思いました。


やっぱりね、
生で、目の前で
その空気を感じて観るっていうのは
映像資料で観たりするのと
ほんっっっっとに、違うんですよ。


いい「気」に当たりました。


感謝。






コメント

よかったですね、、、ちなみに、能は、お隣の県では
とってもさかんなので、住んでいた時に習おうか、
と思っていた位です。。。☆

まるみる 2014年03月13日

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