きっかけは
ウェブマガジン「エシカ」の
この記事↓
五感が研ぎ澄まされるデートスポットの特集ページで見付けて
ええ、もれなく
わたくし、いつもの通り
デートで、じゃなくて
お一人様時間を満喫するために選びましたの。
で、
紹介されていたカフェのオーナーさんが書いた本があったので
読んでみました。
『
柳匡裕さんの本です。
「
本郷三丁目、東大からすぐの場所にある手話のカフェの名前です。
ここで働くスタッフは全員が手話を使う人たち。
お店のメニューはスープをメインとしたオシャレなカフェメニュー。
私はこの本を通して
聴者
例えば、
「日本手話はろう者がその歴史のなかで生み出した「言語」の一つであり、聴者が普段話している日本語とは文法や語順が異なる。そのためろう者は、日本手話を日本語に翻訳してからコミュニケーションをとっている。翻訳をするのはとても骨が折れる作業であり、ストレスとなる。」
このことは
生まれた時から手話を主な言語として生きてきた著者の柳さんが
このような形でも文章表現を行わなければ
もしかしたら、多くの人が知る事ができなかったことかも、と思いました。
同じ、日本語を
手で映しているだけだと思っていたんです。
語順も違うとなると
本当に、全く違う、外国語のような感覚にもなりそうです。
そういうことを知って行くと、
これだけの文章を作成し、
本にまとめるには
本当に大変な作業だったことだと思います。
「私は、「手話者としての職域」を作りたいのだ。」
という熱い思いを持ち続け
やっと念願のお店をオープンさせた柳さん。
ご自身のことを「私は目で生きる人間」と表現なさった部分も
とても印象的で、はっとさせられました。
何が幸せか、何が幸せではないのか、
それは個々の価値観によるもの。
あらためて考えさせられました。
「私がスタッフにいつも言っていることがある。それは、「お金儲けは約束できない。でも心儲けだけは約束できる」ということだ。働きがいをたっぷり感じながら働くことはできる、という意味だ。」
働きがい
やりがい
生きがい
聞こえる、聞こえないこと
手話についてだけではなく、
仕事に対しての気持ちについても
いろいろなことを投げかけてくれる本でした。
今日の朝のニュースで、手話の話が出ていましたね。。。
それとは別に、サインで心が通じ合う事は、素敵だと思います。☆