冬の日本海側では、
「ブリ起こし」や「雪起こし」という言葉を耳にすることがあります。
これらは、実は、雷の呼び名。
雷日数(平年値)を、宇都宮と金沢で比べてみると…
宇都宮は、
夏(6~8月) 14.9日
冬(12~2月) 0.4日に対し、
金沢は、
夏(6~8月) 7.7日
冬(12~2月) 19.8日
日本海側では、
夏より冬の方が、雷が多い傾向があります。
大陸からの北寄りの季節風が、日本海上で水蒸気の供給を受けて、積乱雲を作り出すためです。
「ブリ起こし」は、ブリの取れる頃にあたるため、
「雪起こし」は、大雪の前兆となることが多いため、
というように、地方によって色々な名前が付けられているんですね。
ちなみに、「スズキ起こし」や「ハタハタ雷」といった呼び名も…。
その地域になじみのある名前をつけることで、注意を促しているのかもしれないですね!
これからの季節、十分お気をつけください!
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