今、一番会いたかった方に恐る恐る近付いた。
挨拶の感じから大丈夫だと勇気を振り絞って尋ねた。
『一つ聞いても良いですか?』
『はい。』
ホッとし聞きたかった質問をぶつけた。
『四番に入って何か変わりましたか?』
そう。
一週間程まえから初のタイガース四番を託された方。
鳥谷選手だ。
『いえ。』
相変わらずスマートな返答。
『緊張しないですか?』
『しないです。』
『三番と四番の違いは?』
『特に無いです。変わらないですね。』
なかなか手強いクールさだが、私とて初めてでは無い。
しぶとく続けた。
『四番になってからホームランが増えた気がします。』
『偶然、風が吹いただけです。』
少し顔から笑みが出たように見えた。
やはりホームランと言うのは特別なのだろうか?
一つと言っておきながらも未だ次の切り口を考えている私の所に声が掛かった。
『もうちょって膨らむような答え方せいや~』
近くで聞いていた選手が痺れを切らせて口を開いた。
そこには初めてお目にかかる方が立っていた。
今シーズンからタイガースの一員、
福留選手。
イメージとは違い気さくなお兄ちゃんのように鳥谷選手に助言する姿にかなり意外性を感じた。
特に印象があった訳ではないが、
中日時代のイメージとでも言おうか。
少し近寄りがたい真面目な鬼 (笑) とは失礼か。
とにかく、
寡黙で一匹狼だと思い込んでいたため目から鱗だ。
あまりに意外で挨拶するのも忘れてしまった程だ。
そんな指摘を受け、
何とか言葉巧に頑張る鳥谷選手に私は心温まった。
勿論、
『大丈夫です。そのままで。』
とお返ししたが。
以前では考えられない出来事に私は、
チームご纏まり始めたのを肌で感じていた。
鳥谷選手の4番バッターは本人が一番良く分かってて、この4番と言う大変さを!



野球観ていても分かってて、重圧からかなかなか打てない時が続いてましたからね
ホームラン打った時は重圧が吹っ飛んだと想います(^w^)
しかし鳥谷選手は4番じゃなくて、ホンマは新井選手(兄)に託したいところやけどなかなか打てないし何とか頑張って貰いたいですね
弘美記者さんの登場は頬が緩んだでしょう(^w^)
嬉しかったのも分かり、福留選手は一匹狼と言われて観ればそんな感じです。
今度は福留選手に話して下さい