『おしゃれなエコが世界を救う 女社長のフェアトレード奮闘記』(日経BP社)
この本は帯に書かれていた
「おしゃれじゃなくちゃ買ってもらえない。誰もが着たくなるかっこいい服を作ろう!」
という文字に魅かれて購入したものです。
当時の私は
エコとかフェアトレードとか環境にとっても配慮した衣料品というものが
おしゃれ、とか、かっこいい、とか、そういうトレンドに近いキーワードと結びつくものなのかと、この帯の文字だけでも驚きを持たずにはいられなくて。
著者はサフィア・ミニー(Safia Minney)
彼女はイギリス出身で、結婚を機に御主人の仕事が縁で日本にやってきた女性です。
彼女がいなければ、現在の日本でこれほどまでにフェアトレードという単語や
様々なイベントが盛り上がったかどうか分からない、と思えるくらい
日本における環境配慮の様々なアプローチをぐんぐんと前進させている女性。
1991年にグローバル・ヴィレッジとしての活動を始め、
フェアトレードに関連した情報発信を今日まで続け、
そして1993年からは実際にフェアトレードの商品の輸入販売も開始。
現在は「ピープル・ツリー」という名前で
多種多様な商品を扱うお店も展開。
私と「ピープル・ツリー」との出会いは、オーガニックのお店でのチョコレートでした。
余談ですが、当時何も知らなかった私は「ピープル・ツリー」はフェアトレードの会社でも、チョコレートの会社なんだと思っていて…お恥ずかしい。
チョコレートじゃない、いろいろな商品も実はお店でお買い物したこともあるので、
この話はまた後日書きますね。
さて
そんな今や日本におけるフェアトレードの最先端を走り続けているサフィア・ミニーさんですが、最初からこんなに上手くいっていたわけではなかったようです。
一番最初は彼女の出身地でもあるイギリスのフェアトレード商品を
そのまま輸入して販売。
けれど、なかなか日本人にはそれが受け入れられなかったのだとか。
「フェアトレードのコンセプトは支持できるけれど、商品自体の魅力があまりかんじられない、というのです。」
そこで、彼女は一念発起。
「となると、日本でフェアトレードを広めるためには、日本人の生活や好みにあった商品を新しく作るしかない……。」
自分自身がそれまでのフェアトレード商品の衣料品に満足できていなかったこともあり、
「日本人にあうフェアトレード商品を、自分でデザインして販売する!」
となったわけです。
この本を出版した当時、
「フェアトレード・ファッション」を実現させたいという夢があった彼女。
その夢は1歩ずつ確実に現実のものになってきています。
「フェアトレードだから買ってもらえるのではなく、デザインがよくかっこいいから買ってもらえるようになれば、フェアトレードがどんどん広まるはず。」
この思いは、私がお買い物する時にも
心の中に強く響いていました。
なんとなく商品そのものの美しさ、自分に似合うかどうかについて
納得はできないけれど、フェアトレードだから買おうかな、ではなくて、
極端な話、フェアトレードかどうかを全く知らない状態でも
この服すてき!このアクセサリーすごくかわいい!って思って買いたいと思い、
後からよくよく商品タグをみてみたら、なんとフェアトレードじゃない、
っていう状態が、究極の理想なのかなあなんて感じたんです。
食品にせよ衣料品にせよ、なんでもそうだと思うのですが、
どうしても、どこかもやもやっと納得しないままで続けようとしていることって
最終的には長く続けられないんですよね。
一時的にはいいかもしれないけれど
それではやっぱりダメ。
継続的に愛されるものじゃないと。
なのでこの彼女の考えはすごく
これまでもやもやっとしていた部分に、ストンと落ちて、
私の気持ちをすっきりさせてくれました。
自分の納得が最優先のようで、多少冷たい消費者のように思われるのかもしれませんが、
結果的に、消費者の本当に欲しいリクエストが作り手に届くようにして、
長く愛されるものが生み出されるためには、
消費者自身の買い物の仕方にも責任があり、
作り手も買い手も長く幸せになれる方法がこの言葉の中にあったように感じたんです。
「フェアトレードはビジネス。
チャリティーでもボランティアでもありません。
資金繰りは苦しいですが、それでもプロフェッショナルに運営される事業として成り立つということを、世界に証明してみせる。
それが、私たちの使命でもあるのです。」
力強い言葉ですよね。
そしてフェアトレードの商品をお買い物したいと思っている人たちに
これから先への明るい未来も感じさせてくれるメッセージです。
「フェアトレードとは、作る人と買う人がおたがいの文化を尊重し合い、学びあうことだと思っています。背景にストーリーのある、このようなファッションこそが、これからのトレンドになると信じています。」
お気に入りの1枚のシャツ。
それがシャツとしての品質、デザイン、ラインや色が自分にぴったりと合って、
ヘビロテしたくなる服だったとして、
さらにそのシャツに、様々なストーリーがあり、それを知った上でお買い物できたとしたら。
これはファッションのお買い物における
無敵の強さを持つのではないでしょうか。
フェアトレードは少し知ってます。レストランのコーヒーに説明がありました。最近は服や雑貨を扱う店もよく見かけます。以前テレビでチョコレートの原料になるカカオを育てている園で貧困のため学校にも行けない少年が安い賃金で働かされいる実情を知りました。そのカカオは日本にも輸出されてます。考えさせられます。私は動物の肉の事も…食べるとは、その動物の命を奪っている事も一人一人考えてほしいです。うまければ、安ければ、自分さえ良ければいいのか…と。色々。
いや先生だ
音楽の?
あ!失礼しましたm(_ _)m

それにしても、まりさんの日記は、まるで学校の授業のようです。勉強させてもらえます。まりさんは先生ですね
あと最近まりさんのお顔を見ていると目が大きくて、ほっぺが盛り上がっていて、なんだか……ねずみーランドの[ネズミ]ににている気が………[ネズミ]
あ、ダメかな…