普段、お蕎麦はそんなに食べないなあという人も、
今日は食べたぞという人が多いのではないでしょうか。
年越し蕎麦。
私も小さい頃、ほんの一口だけ頂いていました。
なぜなら、食べる時間が私にとっては遅かったから。
子供は夜更かしをせず、早く寝なさいと言われていましたから
夜8時くらいには布団の中で、
年越しの瞬間に一度起きることができて、
年越しを味わって、また寝るという不思議なスケジュールでした。
もちろん、大人はみんな起きていましたよ。
その頃、父方の祖母の家で年越し蕎麦をいただいていたのですが、
なぜか、真夜中の12時を過ぎてからお蕎麦を食べていたんです。
それを食べてから寝るというのが習慣で。
しかも蕎麦は十割そば。
いま思えば、なんだか納得がいかないことだらけなんです。
まず、年越し蕎麦は年を越してしまう前に食べなければならないんですよね。
年を越してから食べると縁起が悪いとも言われるそうなんです。
…
さらに、なぜお蕎麦なのかというと、
蕎麦のように細く長く生きられるように
ということで
…
どれ一つとっても、適合したものがない、私が小さい頃にみてきた年越し蕎麦。
年を越してから食べるわ、
十割蕎麦だから、あったかい汁の中で蕎麦がぶっつぶつに切れてるわ。
…
それを知ってしまってからは、
もう祖母と年越し蕎麦を食べることもなくなったので、
自宅でゆったりと一人で
ながーい蕎麦を、晩御飯として食べております。
ひと安心です。
これは地方による文化の違いなのかと思ったのですが
どうやら祖母だけがそういう食べ方をしていたようで…。
母も、お姑さんの方法に無言で従っていただけだったということが分かりました。
いろいろ、大変なのね、大人って…。
今日はつるつるりんとお蕎麦
と、言いたいところですが、
私は麺を全く吸い込めないので、
もぐもぐとお蕎麦です。
ラーメンも蕎麦もうどんも、吸い込めません。
無理やりすすりながら食べようとすると、
むせちゃうし、全然麺が口に入ってこないしで、
食べられたもんじゃないのです。
お蕎麦、もぐもぐ。
来年も素敵な年になりますように。
もうすぐ来年ですね。
わくわく。
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