チネチッタでお世話になった花田裕二郎さん、ストレイドッグの皆さん、同じ事務所の加島碧さんなど、たくさんのキャストの方々がご出演されているので楽しみにしていました♪
前説から、お客さんとキャストの方とのやりとりがあったかくていい雰囲気のなかで上演が始まり、役者さんの投げた笑いのボールに、反応するお客さんの笑い声がほんとうに劇場いっぱいに広がっていて、こんなに愛されているカンパニー、そして役者の方々なんだな、と再度感じました。
家族の団らんの他愛も無い会話のシーンのあたたかさ、なっちゃん、みさちゃん、きいちゃんの3人娘がほんとうに子供心いっぱいに演じていらっしゃって、微笑ましかったです。元気をいっぱいもらいました。
どの人物も、一人一人がとっても愛らしく、チャーミングで、心がほっこりするような和やかな気持ちになりました。
作品を観ていて、なんだか自分の活発でやんちゃな小学生時代を思い出しました。
なっちゃんを見ていて、自分と重なるところがあって、空の絵や海の絵をぽーっと描いたり、お花の絵を描きにひとりで出掛けて、いろんな色に感動したり‥。外で駆け回って泥だらけになって遊んだりしたことが、懐かしく想いながら観ていました。
わたしも小学生の頃は、菜都美のように、漫画家になりたい!って思っていた頃があったので、余計にそう思ったのかもしれません。
大人になって夢を叶えても、そのなかで思うようにならない苦しさやジレンマを抱えているシーンは、大人の生きていく現実の壁であるし、純粋で無邪気な子供時代のシーンとの対比や、その真ん中に通過した学生時代の少しマセた大人になりかけの思春期が、菜都美の人生を取り巻くまわりのすべての方々の存在によって、
内面もリアルに表現されていて、楽しくていっぱい笑って、でも悲しくて、最後はまたみんな一回りも二回りも大きく強くなっていて、ドラマがいっぱい見えて共感しました。
主人公の菜都美のマイペースだけど芯のある個性や、完璧主義でプライドの高いりんごちゃん、自分を見つけようと苦しむ登場人物たち‥。生きることの葛藤や苦しさ、夢を叶えてからのもどかしさ‥。リアルに私たち誰もが抱える悩みがそこにはあって、私たちにある生きる難しさをセリフによって代弁してくれているようでした。
それに答えを導くように、舞台の中で役者さんの声によって、言葉が真っ直ぐに届いてくるんですよね。
しっとりと胸に響いたり、ずーんとこだまするように聞こえたり、胸の重みをすうっと取り除いてくれるような優しい〝言葉〟になってダイレクトに胸に届くんです。
声ってこんなに伝わるんだ、言葉ってこんなに力があるんだ‥
役者さんって‥素敵だなぁ、って純粋に思いました。
お芝居をすることの大切な原点をいつも感じされてくれるのが、ストレイドッグさんだなぁと感じます。
どの方も舞台上でほんとうに楽しそうで、可愛かったです。キャラクターに愛着が湧いてしまいました。
お芝居に遊び心いっぱいで、歌やバンドもあり笑顔と元気をたくさんもらえるステージでした♪
ほんとうに楽しい舞台をありがとうございました♪
ぼくんちと女の子ものがたりの二公演、お疲れ様でした!
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