『芸人交換日記』

ソラトニワ銀座で一緒にお仕事させていただいている
高梨さんお勧めの本を読んだよ♪

『芸人交換日記~イエ ローハーツの物語~』(太田出版)
鈴木おさむさんの書かれた小説です。

私は文庫版を読んだので
あとがきにはオードリーの若林さんの素敵な文章もありました。

映画化もされたこの作品。

高梨さんは一気に読んで
どぅわ~と泣いたそうです。

もうお勧めのとおり
私も一気に読みました。
ぐいぐい引き込まれて。

読み終えて
ふと
ページをめくりなおしてみると

そう、これは
日記形式のみで書かれているんですよね。
いわゆる小説の地の文のようなところが一切なくて。

だから読み手も
本当にリアルに、この物語に出てくる
交換日記を手にとって読んでいるような感じ。

日記で
ここまでぐいぐい、面白い小説を読むようになめらかに引きこまれて行って
そのシーンまで鮮やかに脳裏に描かれて行くだなんて
すごい、を越えて、すさまじい。ほんとうに。凄すぎる。

イエ ローハーツというお笑いコンビを組む二人、甲本と田中が書き続けた交換日記。

「『やろうと思った』と『やる』の間には大きな川が流れてる」

ずんっ
と来る言葉です。


甲本が芸人をやめて、癌になり、
春から音大に通うことになった娘にたいして言ったことば。

「夢を諦めるなよ」
「もし夢を諦めてもいい時があるとしたら、その夢を諦めてでも幸せにしたい人ができた時だからな」


何か大切にしてきたものを
手放してまで
さらに大切にしたいもの。

それは、とてもつもなく、大きい。


私はリアルタイムに見てきたわけじゃないから
本当の様子は自分では確認できないけれど
私の父は、母と結婚したくて
数多くのものを手放し、数多くのことを諦め、
いろいろなことをそれまでと変更し、反対勢力と闘い、
結婚することになったのだとか。(まあそこまで大げさじゃないと思うけれど。)

その代り
ものすごい、母を「愛でて」いたなあと
子どもながらに感じていました。
猫っかわいがりだったし、
いま思い出せば
母のことが、可愛くて可愛くて仕方がなかったんだろうなあって思う事が
いっぱいあります。

私はひとりっこだったし、
周囲の家族の様子もよく知らなかったので
私にとっての普通の家族像っていうのは
自分の両親が基準になるわけです。

いってらっしゃい、ただいまで
チュウするの巻でございます。

パパすき~と
家族全員が
ちゃんと口にだして言うの巻でございます。


そういうわけで
私は現在
ウィルさまを
犬だけど、猫っ可愛がりして
べたべたしております。
あいらぶゆ~ウィル~。



コメント

平凡な日常こそが何より大切なのでしょうね。芽
そう思うと、子供の頃の、日々普通に過ぎて行った時が、
今は、とっても懐かしく感じます。。。野球

また、これからもいろんな本を読みつつ、時にお父さんの
ことを思い出してあげて下さいね。チューリップ
今も、きっと、お二人の側に寄り添って、そっと何事もない
ように、見守っていてくれているはずです。クローバー

まるみる 2013年06月22日

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