テカポの星降る夜

小さい頃から
星空を眺めるのが大好きでした。

父が運転する車の
後部座席に横になって
車のガラス越しにみた東北の星空。

夜行列車の寝台から見えた星空。

フィジーのマナ島で
真っ暗な空と海の境目もわからないくらいの闇に浮かんだ星空。

朝霧高原で農場の香りの中、思いがけず見付けた星空。

流星群を頑張って探した、寒い冬の星空。

とにかく体力の許す限り(寒いとなかなかね…)
ずーっと延々に観続けたいと思うものが
星空なんです。

星空を見ながら眠りにつけるなんて
幸せすぎる環境。


今ちょうど
ネットでいろいろと調べ物をしていたら

ニュージーランドにある
「テカポ」という場所が目に留まりました。

テカポはニュージーランドの中でも晴天率が高く、
天文台も設置されている場所だとか。

地元の人たちは街灯に傘をかぶせたり、様々な工夫をして
星がみえにくくなってしまう「光害」をなるべく減らそうとしているのだそうです。

星空のために
光をさえぎる工夫をしている街があるだなんて。
それだけでもちょっと感動。

しかもニュージーランド政府は
世界で初めて、星空を世界遺産にするために、
ユネスコに申請を出しているんだそうです。

すごい。星空の世界遺産。

日本でも世界遺産といえば、
今は富士山の話題があちこちで取り上げられていますよね。

世界遺産に指定されることは
本当に素晴らしいことですが、
いろいろと大変なことも多いということを
日本の世界遺産の取り組みなどを通して
ここ数年で少しずつ勉強してきたところでしたので
このニュージーランドの星空世界遺産「テカポ」の取り組みも気になりました。

やはり、そこに暮らす人々の生活というのも
しっかりと考慮していかなければならない問題ですね。


まあいろいろありますが、

とりあえず

星空大好きな私としては
知識とは別の所で
脳みそと心が勝手に、
そわそわもじもじワクワクしているのです。

上田壮一さんという方が撮影された
「テカポ湖畔の「善き羊飼いの教会」に沈む天の川と南十字星」
というタイトルの写真をネット上で見付けて

パソコンの画面の前で、ひとり

「ひょぉ~~~~!」
と感嘆の声をあげていたのでありました。

美しい。
なんて美しいんだろう。

生でこの状況を見たら
涙が出る程美しいことだろう。

そう思わずにはいられません。

この地球上にはきっと
まだまだ知らない場所がたくさんあって
すごく素敵なところ、
わくわくさせてくれる出会いが
いっぱいあるんだろうな。

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