『SNOOPY JAPANESQUE』

先週の4月17日より松屋銀座で開催中の

『SNOOPY JAPANESQUE 日本の伝統と匠が織りなすスヌーピーの世界展』

私は展覧会初日の4月17日に行ってきました。

アーティスト・大谷芳照さんの作品
そして
大谷さんの呼びかけによりこの展覧会に集結した
日本の匠達が生み出したスヌーピーの数々。

展覧会に並ぶ作品たちから感じたのは
大谷さんが1歩1歩丁寧にスヌーピーと共に歩いてきたということ。

会場では
この展覧会の案内などにも掲載されている
大谷さんが生み出した「グリフアート」という手法による作品
まずは大きな土佐麻紙に描かれた「寿 SNOOPY」が出迎えてくれます。

「グリフアート」は
「漢字や言葉とアイコンを組み合わせたアート表現」のこと。
今回のアイコンは、もちろん、スヌーピーです。

どれも素敵な作品ばかりでしたが
中でも私は「愛」という漢字をアートにしたグリフアートが好きだったなあ。
漢字の文字も繊細に描かれていて、なんだかほんのり照れているようなイメージ。
スヌーピーも「愛」の漢字に手をのばしているように描かれていて可愛いんです。
見ていて、心の中に、小さくて丸いハートが、ぽっと浮かぶような感じ。
我が家のダックスフント、ウィルさんのことを思い浮かべずにはいられない作品でした。
抱っこして、と言っているかのような時のウィルさんのイメージ。
唯一無二の永遠なる無償の愛。きゅっと抱きしめたくなるような愛。
そんな気持ちを感じた作品です。


他にも
シルエットも「ピーナッツ」のキャラクターが浮かび上がるモビールの展示や、

1993年に生み出された「モーフィンペーパーアート」によるスヌーピーの世界表現があったり。
「モーフィングペーパーアート」は立体的な切り絵の作品です。

スヌーピータウンのための模型やスケッチ。


スヌーピーを生み出したシュルツ氏との初対面を、黒インクによる1本のラインで表現した「ラインスヌーピー」。

そして
全長2kmもある針金を使って
愛知万博でのライブパフォーマンスで作られた
「ラインスヌーピー」
これはなんと重さ200kgもあるのだとか。


黒インクでの「ラインスヌーピー」も針金での「ラインスヌーピー」も
なんだか混沌とした世界の中から
ある作業を続けて行った結果、積み上げて、積み上げて、そしてスヌーピーになった、
というような感じを受けました。


他にも
四日市アートフォーラム2006の時に来場者の約3000人の子供たちが参加して作り上げた
大きな傘のような「歌舞伎スヌーピー」があったり、


巨大なグリフアート作品と
それを描く時に使われた筆が展示されていたり。


そして会場内を進んで行くと
最後の展示室には
ずらりと、伝統工芸によるスヌーピーの作品が並びます。圧巻。

スヌーピーが箪笥になったり着物になったり。

鬼瓦の上に、てろーんと寝ているスヌーピーも可愛かったなあ。

立体的なスヌーピーたちが
いろいろな工芸の素材と組み合わされて表現されています。

美濃焼の「スヌーピー狛犬 阿像・吽像」の向かい合う2体は
表情もコミカルで、ついつい、見ていて、にっこりしてしまいます。

スヌーピーのシルエット型が三段重になった輪島塗も
同じスヌーピーでの表現なのに、お重になるとこうなるのかあと見入ってしまいました。
赤の色が美しいお重なので、黄色やピンク、緑など
色とりどりのおかずを詰め合わせてみたくなりましたよ。


会場限定の図録も購入してきたのですが、
そこに書かれたメッセージを読むと
さらにぐっと来ます。


「私は50年間ピーナッツを描き続けてきた。君も自分のアートを50年間描き続けなさい。」
“I’ve been drawing Peanuts for 50 years. You have to continue making your own art for 50 years.”

これはスヌーピーの生みの親であるチャールズ・M・シュルツ(Charles M. Schulz)氏が大谷さんに言った言葉だそうです。

50年です。50年。
徹底的に極めて
続けられて、
突き進んできた力がそこにあります。

「「YOSHI、続けなさい。続けることが蓄積になる。それが技になり、匠になる」。
 だから僕も、シュルツ氏や匠たちのように、続けます。自分自身のアート表現を続けるとともに、シュルツ氏が作り上げたスヌーピーの世界を、自分らしい新しい方法で表現したい。チャレンジし続けたい。本展もそのチャレンジのひとつです。」

と大谷さんは、シュルツ氏からの言葉と共に、書いています。

「続けることが蓄積になる。それが技になり、匠になる」

シュルツ氏の言葉は、本当にしびれます。

そしてその想いを受け
力強く進んで行かれる大谷さん。
その姿もまた、きっとこれからの未来を見つめる人たちに
たくさんの勇気を与えてくれるような気がします。

私も昔、ピアノやクラシック音楽の世界を学ぶ学生だったので、
やはり「芸」が付くことを続けることの、楽しさと共に大変さも感じてきました。
現代日本においては、特に大変な部分というのも、現実的に、活動をするアーティストたちにとっては、無視できない問題だと思います。

50年も描かれてきたシュルツ氏のピーナッツへの愛情。
そして
日本の伝統を守り続け、作品を生み出し続けている伝統工芸師の人たちの心。
繊細で丁寧に、じっくりと、温められながら大切に育てられてきた技。

そういう、いろんなことが
大谷さんの心の中で
ぴんっとリンクした瞬間があったんだな、
今回の展示、日本の匠達とスヌーピーのコラボレーションが生れたんだなと
展示や書かれたメッセージを読んでいて感じました。

実はこの週末に松屋銀座で開催されていた
スヌーピーの、ぬりえと、切り絵のワークショップも開催されていたのですが、
私も週末の用事の合間に少し立ち寄ってみたんです。
そこには、大谷さんのお姿が。
参加者は大人の方がほとんどで、みなさん真剣に切り絵に取り組んでいらっしゃいました。
スタッフさんにお話を伺ったところ
ぬりえは30分くらいのワークショップ
切り絵はなんと1回2時間のワークショップで、
ということは
日曜日に13時~、15時~の2回にわけて開催されていた切り絵ワークショップ、
大谷さんは13時からずっと休まずに、立ちっ放しでワークショップを続けていたことになります。

モーフィングペーパーアートの体験を
それを作り上げたアーティストさんご本人に御指導いただくなんてめったにない機会ですよね。

そのお姿も見ていて
大谷さんは、本当に、作品を愛していらして、
そして作品を観に来て下さっているお客様、作品に触れている人々への
大きな愛を持っていらっしゃる方なんだなと、
なんだかぐっと来たのでした。


いろいろな意味で
大谷さんの作品展を今回観に行かせていただいて、
その情熱を感じることが出来て、
すごく良かった、と思いました。

私も、また、今日から頑張ろう
っていう勇気が湧きました。


まだまだ展覧会は続いていますし、
今後も松屋銀座でのスヌーピーや大谷さんに関連したイベントが予定されています。
私の次回の松屋銀座でのソラトニワ銀座「S×G Box Beauty」の番組放送である4月30日には、展覧会はまだまだ開催期間中ですが、その他のイベントは終わってしまっているようですが、これらのイベントに行かれた方は番組宛てに感想なども教えていただけたら嬉しいです。

ソラトニワ銀座
http://www.soraniwajapan.com/radio/ginza/

コメント

作品を通じて、人と人とがつながる姿には、
感動と共に、何か温かいものを感じずには
いられませんね。チューリップ

つまり、人と人とのつながりが生み出す
ものが、いわゆる芸や技、なのかも
しれませんね。。。芽

まるみる 2013年04月22日

1万時間理論では1万時間を掛けることでプロフェッショナルなレベルに到達出来ると言われている様ですが、

では更に上位にあると思われる「匠」のレベルにはどれだけの時間と情熱が必要なのだろうかなんて考えました。

そこには、恐らく気が遠くなる様な試行錯誤とチャレンジの数々、挫折、試練なども繰り返しあることでしょう。

それらを乗り越えるには情熱や信念など強い意志が求められるのだと思いますが、自分自身を信じ弛まぬ努力を続けられた人だけが辿り着ける様な気がします。

なかなか匠と言われる方にお会い出来る機会がありませんが、麻里さんはその様な方に会われる良い機会に恵まれて羨ましいです。^ ^

Crayon 2013年04月22日

まりさんへ


こんにちわm(_ _)m


スヌーピーのコラボレーション


写真で見ると凄いの一言です(≧∇≦)


ウィル君は落ち着きましたか?


人も環境に慣れるまで大変だと思いますが


お詫びを今月


次回のラジオ出演の際も


仕事の為休めなくなりましたm(_ _)m


来月のラジオ出演の際は銀座に足を運ぼうと思いますが


よろしくお願いしますm(_ _)m

隼人 2013年04月22日

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