『江戸の女子力』

以前から気になっていた

浮世絵 太田記念美術館

に行ってきました。

原宿にある美術館で、看板や特別展のお知らせなどは
よく見かけていたのですが
何年も原宿・表参道エリアに通っていながら
なんとこの美術館に行くのは今回が初めて。

偶然、事務所に行く時間まで
少し間があって、

あ!そうだ!美術館へいこう♪

と思いたち、突撃してきました。


この美術館はその名の通り
浮世絵の魅力をたっぷりと楽しむことができる美術館です。

なんと私と同い年の美術館でした♪

今回の展示は

『江戸の女子力 ファッション・メイク・習い事』

展示では
江戸時代の女性たちがどんなファッションやメイクだったのか
流行りはどんなものだったのか、
浮世絵の中の女性たちの様子を解説しています。

浮世絵に描かれる女性も時代によって変わって行き、
江戸時代の初期のころまでは遊女、特に高級遊女の絢爛豪華な様子を描いていたようです。

それが中期、後期と進むにつれて
お茶屋さんの看板娘を描くようになったり
一般の庶民の女性を描くようになったりしていきます。

そして
今でも、時代によって
ファッションやメイクに流行があるように
江戸時代にも、しっかり、流行があったわけです。

着物全体に入った柄、
半襟の色や柄でのオシャレ。
贅沢はダメという風潮になると着物の裾の方にだけ柄が入ったものが主流になったり。

メイクはなんと
下唇だけ緑色、玉虫色に光らせる
「笹色紅」というものが流行ったり。

紅色が貴重だった時代。
一般庶民は墨を塗った上にうっすら紅色をいれて
玉虫色に光らせていたという話も紹介されていました。

玉虫色。
現代のメイクアップでも
赤やピンクなどのリップを塗ったあとに
パールが入ったリップグロスを重ねて
ふっくらツヤ感のある唇を作るメイクをしたりしますが、

唇に輝くツヤを、というのは
今も昔も同じように思っていたこと、ということでしょうか。

今まさにメイクをしている最中を捉えた絵の、女性の表情は
険しい(?真剣に集中している)感じの物が多く、
やっぱり女性は、メイクをする時は真剣勝負なのね…とも思ったり。

ちなみに、メイクする時は、なるべく険しいお顔でしないほうが
私としてはおススメです。
できれば、笑顔でメイクすると、良いんですよね。

楽しい気持ちで
好きな音楽でもかけながら
テンションがあがるようにしてメイクすると
仕上がりもぐっと、華やかになりますよ。
その時の気持ちがメイクに乗っかっちゃうんですよね。
まさか~と思った女性は、ぜひ一度お試しあれ♪


また、浮世絵には
女性としてのステータスを高めてより良い所へ就職できるように、
より良いところへお嫁に行けるようにと、日々自分磨きをしていた様子も
細かく描かれています。

お琴を練習する女性
香道や書道、御三味線など、
時代が進むにつれて女性の師範の様子も描かれていたり。


これもまた
現代の女性と同じなんだなあと思う部分もありますね。
いろんな種類の習いごとが流行ったり、
今回の展示タイトルにもある「女子力」をアップさせようと
日々あれやこれやと努力する女性たち。

江戸時代も
平成の現代も
女子はやっぱり女子。変わらない気持ちっていうのも、あるんでしょうね。

もちろん時代によって
なぜその習い事をするのか、というバックグラウンド的目的が違ってくるとは思いますが、

女性らしさ、美しさ、魅力をアップさせるためのこととして

メイクアップ
オシャレをする服や髪型などのファッション
そして中身を磨く教養に関連したこと

これら3本柱が全てが揃うように、美女を目指して日々努力する姿は
時代を越えても変わらないんだなあという気がしました。


ちなみに
最近銀座に注目している私が気になったのは

歌川国貞の浮世絵
「江戸名所百人美女」のうちの1枚

尾張町の恵比寿屋での様子を描いた作品です。

恵比寿屋は、現在の銀座4丁目付近にあった呉服店。

その浮世絵にはお店の中で生地見本を楽しそうに見る女性が描かれていました。


当時は古着が多かったという着物。
それを生地から新調するというのは
特別なことで、オシャレが大好きな女性にとっては
胸躍ることだったようです。


現代のファッションで盛り上がる場所、原宿で
江戸時代のオシャレを知る。

なんか、素敵ね。


いろいろと
学ぶことも多かった美術館でしたが

一番びっくりしたのは
この美術館、靴を脱いでスリッパにて入館する、ということ。

理由はね、

一階に

お座敷があるんですよ。

畳みの場所が。

そこには掛け軸があって、

畳みに座って、昔の人が堪能したであろう目線にて
掛け軸を楽しむことができるんです。

こういうのも、なんか、いい。すごくいい。

格調高い美術館に来たはずなんだけれど
田舎の祖父母の家の床の間に飾られた掛け軸を見ているような
そんな、ほっこりさせてくれる空間です。


太田記念美術館

これから、もっともっと
通いたくなった場所でした。


・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
コメントのお返事です。

隼人さんへ
ウォーリー!懐かしいです~
ノートとか持ってましたよ!
みんなで休み時間に探したりしてました。
ウィルさんのこともまたアップしますね~
シーサーは守り神で沖縄では玄関にいたり、屋根の上にいたりしましたよ。
自分でつくるのは、久しぶりに粘土をこねたりして、すごく楽しかったです。
お花の名前はビーアミーユーザーのカドさんがコメント欄で書いて下さいました♪
私も知りませんでした!
黒い食べ物は漢方では「血」と関連しているものが多いですね。
黒豆、黒ゴマ、黒砂糖などなど。
楽しみながら身体に優しい食事を続けて行きたいです。


カドさんへ
このお花は、ドウダンツツジって言うんですね。
知りませんでした!情報ありがとうございます♪
シーサーはウィルさん似になっちゃいました。
黒ゴマ酒だけで美髪になるわけじゃないとは思いますが、
他のお酒と迷ってどれにしようかな~っていう時は
髪の毛がパサパサして気になる時は黒ゴマ酒っていう風に
選んで行きたいなと思っています。


ヤーテさんへ
ウィルさんになんとなく似たシーサーになっちゃいました。
京都駅も賑やかになっているんですね。
観光としての目線も魅力的ですし、あとは暮らしている感じで行ってみる
っていうのも好きな過ごし方です。
長期滞在とか、憧れますね。
お仕事で名古屋に1カ月長期滞在したことがあったんですが、
すごく面白かったですよ~。
普通に地元の人が行くようなスーパーとかいったり。
海外でもスーパーとか行くの好きです。
シーサーはそうですね、今までは玄関の方は向いていたものの、部屋の奥の方にいたんですが、玄関に飾れそうなら飾りたいですね~。
じつは「肝」以外に五臓というのは5種類あって、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」なんです。
その中の「肝」と「心」で「肝心要」って言ったりもするんですよ!
薬膳酒は今作ってみているものはどれも簡単ですね。
ただ完成まで待つ時間があるので、もじもじしちゃいます。待ちきれなくて。


Crayonさんへ
おお!なるほど~
シーサーからウィルさんで、私に繋がっている。ふむふむ。
あれ?じゃあ、シーサーはやっぱり私にも似てる?!
薬膳酒はいろいろ味をお試し中です。
小さい瓶で作って、いろいろ作ってみています。
なかなか楽しかったですよ~。
いろいろ試した中で、特に味が美味しかったものを、
次回は大きめの瓶で作ってみようかなと検討しています。


そらさんへ
こちらこそ、コメントありがとうございます♪
とっても嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願い致します!

コメント

はじめまして…☆
まり☆さん(*'ー'☆

*「太田記念美術館☆」の お話☆
読ませて頂きました…☆

4月の終わり頃に、東京へ
遊び☆に行く予定☆あるので
原宿の「太田記念美術館」…
ですよね(?)
行ってみたいナ…って…
想いました…☆(*'ー'☆
(その時まで…浮世絵☆など
開催してるカナ(?)冷や汗2

*あつ~く語ってくれてる
から…ぴのすけ…(*'ー'☆嬉

(*'ー'☆キラリッ!

ぴのすけ 2013年04月12日

まりさんへ


こんばんはm(_ _)m


お返事ありがとうございますm(_ _)m


毎日更新ご苦労様ですm(_ _)m

隼人 2013年04月12日

なんだか、まりさんが、浮世絵の女性になったような
錯覚が。。。(笑)

ぜひ、今度、機会があれば、着物姿のまりさんが
みたいなぁ。。。芽

まるみる 2013年04月11日

きれいでいたいの気持ちは
変わらないんですね


粋な女性になってくださいね

すーさん 2013年04月11日

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