その実力を見直すことになったものが
たくさんあります。
その中の1つが
パセリ
パセリは、サンドイッチにちょこんと乗せられていたり
何かの料理、お弁当の脇に
緑色のものとして合わせられていたりする
脇役的存在
という認識しかありませんでしたが
実は、すごいパワーを秘めた子だったんです。
パセリを漢方の目線からみると
「肝」「脾」「肺」に働きかけてくれる温性の食材。
そして
元気がでないな~というイメージの「気虚」や
血が足りないよ~というイメージの「血虚」
血がどろどろ~のイメージの「〓血」
という3つのタイプに働きかけてくれる野菜でもあるのです。
特性を見てみると
鉄分も豊富。
「気」「血」の巡りに悪さを解消させながら
「血」も増やすことを手伝ってくれそう。
春に良い食材でもあり
身体を温めながら
外からやって来るいろいろなものと闘う力を付け、
元気に新年度をスタートさせるパワーを
補ってくれそうな
春の味方の野菜だったのです。
いや~見直しましたよ、パセリさん。
ということで
脇役ではなく
主役に抜擢。
まさかの
パセリを入れた味噌汁
を作ってみました。
今回は
パセリとしめじの味噌汁
やってみようと思い立ったものの
どうなることやらと内心ひやひや。
結論としては
しめじでも良かったけれど
もしかしたら
大根や玉ねぎ、にんじんなどと合わせたら
もっと良かったのかも、という味の想像。
もちろん、しめじでも美味しく仕上がりましたが。
パセリ
スッと鼻に抜けるような清々しい味で
すっきりとした味わいの春のお味噌汁になりました。
「肺」を温める養生は、花粉などで透明な鼻水が止まらなくて辛い時にも合いそうですし、
「肝」を補う養生は、目が乾くなあとか、しょぼしょぼするなあという時にも合いそう。
それに何よりも
こんな小さな?葉っぱなのに
「血」を補って巡りもよくしてくれる力を持っているなんて。
これからは
付け合わせのパセリを発見したら
真っ先に食べちゃいそうなくらい
今、私の中で熱い野菜の1つです。
パセリは、小さいながらも、存在感のある
野菜ですよね。
そして、どこでも、パセリのような存在感を
出して、がんばってね。☆