ほっこり。
『幻想郵便局』(講談社)
堀川アサコさんの小説です。
初めて読んだ作家さんの作品でしたが
堀川さん、実は青森県の出身なのだとか。
あとがきには「八戸市」なんていう懐かしい名前もでてきたりして
わあ♪と思いました。
なんだか自分が居た事がある場所に関連しているって思うだけで
ちょっと親近感がわいてしまう、単純な私。
『幻想郵便局』はとある本に関連したサイトで話題になっていたのを見た直後に
本屋さんでも目撃したので購入してみた1冊。
主人公の女性、アズサが
就職浪人で落ち込んだ末に、紹介されて合格したアルバイトが
山の上にある謎の郵便局、登天郵便局。
でもその郵便局、誰に聞いても
そんなものは存在しないと言われたり、
働いている人が奇妙だったり。
そんな、人ではない世界、人ではない人たちと触れ合いながら
肩肘張らずとも
エンジン全開もうもうと煙をたてなくとも
大切なことはすぐ傍にあって
表面に見えることだけが全てじゃない
という、生と死の間、
日常にある優しさを感じさせてくれるようなファンタジー作品。
電車で移動中にほこほこしながら読んでいました。
さて
次に読み始めるのはね
あれです、分厚いやつ。
本屋大賞にもノミネートされている作品を
入手したんですよ~。
読み終えたらまた書きますね。
なんだか読んでみたくなる本ですね。