今回のテーマは
FOREVER YOUNG
永遠の若さ
サブタイトルとして「“若さ”は今やスタイルです。」とあります。
特集ページの中に
日本を代表する芸術家、草間弥生さんのインタビュー記事がありました。
草間弥生さんと言えば
美術の歴史を勉強していれば必ず出てくるお名前。
日本の現代アートを語る上では外すことのできない芸術家の一人です。
もともと水玉をモチーフにしたデザインで有名な草間さん。
草間さんの水玉は、人間も、地球も、宇宙も、ひとつの水玉であるという自らの生命観を込めているのだと言います。
最近ではルイ・ヴィトンとのコラボレーションで
真っ赤なベースに白い水玉のデザインなどが発表され、
ニュースや、
あちこちのショーウィンドウ、
ルイ・ヴィトン店内などで見かけた方も多いのではないでしょうか。
そんな世界的に注目される草間さんですが
インタビュー記事を読んで
その歩みに、ぐっと来るものがありました。
全く無名だった頃の草間さんは
単身、ニューヨークに渡り、
お金もなく、3日も食べられない日が続いたり、
自分の大きな作品を運ぶお金もないので、小さな体で大きな作品を抱えて40ブロックも歩いて美術館のコンペに参加したのだとか。
「落選してまた、その作品を担いで帰る道、風に吹かれて、絵と一緒に体が舞い上がりそう。死ぬ思いでした。」
と語る草間さん。
今や世界的アーティストとなった彼女も
スタートから天才として扱われたわけではなく
苦労の時代がありました。
そして
苦しい時期も越えられたのは
心の炎が消えなかったから。
「描きたい絵がたくさんあって、あと200年、いや、1000年あっても足りないくらいなの。」
1000年を越える想い。
なんて果てしなく熱い心なのでしょうか。
「自分の肉体はなくなっても、宇宙への畏敬の念と、人間の生命への賛美を自分の芸術によって永遠に、後世の人に残して行く。そのために、毎日寝る間も惜しんで働いています。残り少ない人生の中でできるだけのことをやって、最高のメッセージを若い世代に残したい。」
寝る間も惜しんで、と言う話については
以前このブログでも少し触れた事がありましたが
(詳しくは、10月30日「眠っている隙に…」の記事をご参照下さい。
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=... )
生きている時間の全てを捧げて駆け抜けたいと思うことが
誰にも負けない強さを作り続けて行く、
そんな気がしました。
「苦しいながらも芸術の道を歩んできて良かった。それを考えると夜も眠れないくらいなの。死ぬ間際まで絵筆を捨てない気持ちで生きています」
夜も眠れないくらいの感動。
自分で、頑張って良かったと思う事に付いて、
それくらいの気持ちが押し寄せてくる時っていうのは、
本当に、本当に、限界までやり切って、全力で走り続けて、もう無理と思ったその先までやった人にしか味わう事の出来ない、
特別な楽園のように感じました。
草間さんは
喜びの楽園の中にいながらも
今もまだ、確実に、炎は燃え盛り、そして闘い続けているのでしょう。
何かに対して、真剣に向き合うということ。
全てをかけて、やり続けるということ。
振り返った時に
自信を持って、「すごく頑張った。」「やり切った。」「限界まで挑戦してきた。」と
誰かに言うのではなく、自分自身に対して言えるように、
自分に対して嘘偽りなく真剣勝負して行けるように
毎日を闘わなくてはと、
勇気をもらったインタビュー記事でした。
草間弥生さんはユーミンと対談してたテレビをみました。
ギョロってした血走ったような緊張感がたぎる目が怖くて印象に残りました。強いエネルギーです。
ヴィトンの赤白ミズタマのやつは銀座でみたと思います。
センセーショナルでしたが
お正月にやってたら紅白でおめでたい感じに見えたかもです。