自分への栄養

松浦弥太郎さんのエッセイ集
『あたらしいあたりまえ。』(PHP研究所)


じわじわと
心に沁み込むようにして
読んでいます。

1つ1つのエッセイは短いので

移動時間、電車の中で、

カフェで一杯のコーヒーを飲みながら、

ランチの後のちょっとした時間に、

夜、のんびりと1杯のお酒と共に、


日常の中の
ふとした時に
開いて楽しんでいる1冊です。


その本の中に

こんな言葉がありました。


「自分という木のための栄養。元気に枝を張り出し、笑顔という美しい花を咲かせるための栄養。僕は、その栄養というのは夢だと思います。」


夢。

小さい頃には

大きくなったら何になりたいの?
とか
夢はなんですか?
とか

質問される機会が多かったのに、

大人になったら、
夢について考えたり、質問されたりすることって
どんどん減っているような気がしませんか?


そればかりか
夢という単語の後に続く言葉が
「夢ばっかり言ってないで…」
とか
「そんな夢みたいなこと…」
とか
夢にくっついてくる言葉がなんだか否定的なものが多くなってしまったり。


でもきっと、
大人になったって
「輝ける夢」は、とっても大切。


松浦さんは夢について、

「大人にとっての夢とは、自分自身がそこに向かって心楽しく歩いていけるもの。」

とも書かれていらっしゃいます。


人生はどこからがスタートになるのか分かりません。
振り返ってみれば
ああ、あの時が転機だったな、ここからスタートしたなと思うのも、
振り返ったからこそ見える地点であり、

たまたま、その転機が20代の人もいれば、50代の人もいるかもしれないのです。

転機がいっぱいある人もいるかもしれませんし、
巨大な転機が1度、ずどーんと来る人もいるかもしれません。


夢という単語だけが独り歩きして
勝手に、
壮大なものじゃなければいけないような気がしてしまうのかもしれませんね。

小さな目標も
夢の1つなのかもね
なんて思いました。

夢は叶えるもの。

目標は目指すもの。

そして

「大人にとっての夢とは、自分自身がそこに向かって心楽しく歩いていけるもの。」

夢に向かって進んでいる人は
輝いて見えたりするものです。

私は30歳になってから
ずっと、美しいとは何かについて、考えてきました。

心の中から弾け出るような笑顔は、年齢性別を問わず美しいし、
情熱を持って真剣に取り組む眼差しも美しいと私は感じます。

「自分という木のための栄養。元気に枝を張り出し、笑顔という美しい花を咲かせるための栄養。僕は、その栄養というのは夢だと思います。」

と松浦さんがおっしゃるように

心の中から輝くために必要なのは、
心の火を灯すために必要な燃料となるのは、

栄養。

その栄養は、夢。

もうすぐお正月ですね。
新年には豊富を、と思う方もいらっしゃることでしょう。
私も今年も
ブログを通して
豊富を宣言したいと思っております。

これもまた1つの
小さな夢の始まり、ですよね。

夢。

輝く未来のために
今年の反省もしながら
来年の夢、考えたいと思います。

コメント

こんばんは夜

夢…
私は子供が大人になり、老いてゆく中で 少しずつ無限の可能性と云ったものから遠ざかってゆき、その分もし…と云う後悔が増えるのだ考えます
ですので時に夢と聞くと否定的に成って仕舞うのでしょう…
それをもし願いとしたら大人が大人として行く先を見失わずに生きて行く上でとても肝要な物に成ると思います

私の願いは
身近な人々と心から笑い合える瞬間を
大切に出来、そして過ちを素直に認め謝れる人で有りたいと思っています
まりさんのブログを読んでいて『たおやか』と云う言葉が浮かんで来ました
まりさんは正に『たおやか』な方ですねそんな存在感を与えられる方って素敵だなと思いますほっとした顔

炎の人 2012年12月31日

本は心の栄養ですね。知識ばかりじゃなく 癒やしも共感もありますね。

カカオネコ 2012年12月30日

相変わらず、引き出しが多くて、どのジャンルの話してても面白いです。

ミーシャ 2012年12月30日

まりさん
今回のエッセイについて、少し違う解釈でアプローチさせていただきますm(_ _)m

「自分という木のための栄養。元気に枝を張り出し、笑顔という美しい花を咲かせるための栄養。僕は、その栄養というのは夢だと思います。」

木は、地に足を着けて生えているので、栄養も地面から吸い上げることになります(*^o^*)

また木は、繁茂し過ぎると、逆に元気がなくなってしまうので、ある程度生育量が大きくなると、剪定することで元気になると思います(^_^;)

すなわち、夢を吸収・分解(=どのように夢から現実にするか、自分の中で咀嚼)して、自分をある程度犠牲にしないと、人として美しい笑顔ができない、というふうに解釈しましたが如何でしょうか(^_^;)

まくりん 2012年12月29日

松浦さんの本は、偶然ですが、私も数ヶ月前に
読みました。クローバー
やはり、人と異なる人生を歩んできた方だけに、
いろんな含蓄のある言葉があり、考えさせられ
ました。芽

また、夢、って、いいですね。ぴかぴか(新しい)
このお正月に、改めて、今の自分の立位置を
考えるのもよいかなっ、と思っている私です。マル秘

まるみる 2012年12月29日

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