童謡は流れるか

ずいずいずっころばしごまみそずい
ちゃつぼに追われてとっぴんしゃん
抜けたらどんどこしょ
俵のねずみが米食ってちゅう
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんが呼んでもおっかさんが呼んでも
行きっこなしよ
井戸の周りでお茶碗欠いたのだあれ

この童歌知っていますか。
遊び歌の1つですね。

子供の頃、両手を握って、みんなで輪になって遊びませんでした?
親指と人差し指の方を上にして、手を前に出し、
歌いながら1拍につき1つずつ握った手を指していく。
最後に指された人は、手をひっこめることができて、
早く両手ともひっこめることが出来た人が勝ち。
最後まで手が残ってしまった人が負け。
そんな遊びだったと思います。

今日の写真をみて、
ずいずいずっころばし、
という曲がふと頭の中に流れてきたのでした。

写真のものは、お茶が入った紙コップです。
全員同じ現場にいたオスカーのモデル部の子たちの手。
ちなみに私は一番奥のカーキのコートと白いロングマフラーがちらっと見えている人の手です。

この写真を撮った時には、ずいずいずっころばし、なんて思いもしなかったのに、
帰ってきて写真を見直していたら
突然曲が流れちゃったのです。

写真ってそういうところが面白いよなと思います。

目で見た感動を、写真に詰め込んで伝えたいっていう時もあるけれど、
意図しなかったものの、出来上がりを見たら
予想もできなかったような面白いものが出来たという時、
写真の奥深さを感じたりもするんです。

私の中では、この写真のタイトルは
すっかり、
ずいずいずっころばし
になっています。

本当のことは注釈でちょっと解説をつけようか、どうしようかという感じ。

気になる方のために、この写真の情報を書いておくと
実はこれは、
お茶を飲もうとしたのに、
お茶が出てくるボタンを押したら1人だけお水が出てきてしまった
という状況を伝えたくて撮影された写真です。

でももう、ここまで読み進める間に、
私が散々
ずいずいずっころばし
と言ってきましたからね。

もはやこれを読んでいるあなたにも、
ずいずいずっころばしのイメージが
写真から広がっていることでしょう。

タイトルとは恐ろしいものよ。
先入観念も、なかなかのものよ。

全く関係のなかったはずの写真なのに、
お茶の入った写真、しかも1人は水の写真をみて
ずいずいずっころばし
が聞こえちゃう。

そんなあなたは相当先入観に頭が占拠されています。はやく寝ましょう。
あ、それは私か。

http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_album&target_c_album_id=536

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