これまでの薄手のジャケットでは、
マフラーと耳あて、タイツにブーツを装備したところで間に合わないと感じ、
ちょっと厚手のコートを引っ張り出しました。
天気予報を見ていても
全国の中にはすでに雪マークが付いているところも。
先日はまだ11月だというのに
雪の被害で大変なことになってしまったエリアもありました。
寒い中、被害にあわれた方々、お見舞い申し上げます。
冬の日の北国で
暖をとるものが確保できないっていうのは
本当に泣きたくなるような気持ちになるんですよね。
北国育ちの私はいろんな冬を思い出しました。
さて
先日、丁寧に好きな文章を書き写すことで勉強する方法を
試してみていると書きましたが
その関連で
今回は縦書き。
最近、文具コーナーに行くと
年賀状用のグッズがたくさん並んでいますね。
年賀はがきをはじめ、年賀状をアレンジするためのシールやスタンプ、
そしてカラフルな色鉛筆、マーカー類。
そんな中
この時期にたくさん出てくるのが
筆ペン。
もちろん季節は関係なく年中販売されている文房具ですが
特に年賀状の季節になると
品ぞろえも豊富で、目立つ場所に並べられているような気がします。
最近の筆ペンは
墨の色のものだけではなく
色付きでカラフルなものもあるんですね。
私はワインレッドの筆ペンと
通常の筆ペンの2本を用意しました。
筆ペンで書くのって
ちょっと難しいですよね。
力加減によって、すぐに
へにょへにょしたカッコ悪い文字に…。
もちろん、専門の筆ペン講座を受けてみるのもいいと思いますが、
まずは筆ペンに慣れることも大切かなと思います。
使いなれない道具では、
そりゃいつも通り文字が書けないのも、仕方がない部分もある。
ということで
とにかく量もこなすべし。
私がやってみているのは
書き写す長さに丁度いい
和歌。
もうすぐお正月ということもあり
百人一首の中から
好きな和歌を書き写してみています。
今回は
山部赤人の歌
「田子の浦にうち出でてみれば白妙の
富士の高嶺に雪は降りつつ」
田子の浦に出て、富士山を見ると
山頂付近には白い雪が、今まさに降り続いていています。
というような意味の歌。
雪マークが目立つ季節になり
そういえば先日は富士山の山頂に雪が積もっていたのも観たよなあ
と思い出して
この歌を選びたくなりました。
「田子の浦にうち出でてみれば白妙の
富士の高嶺に雪は降りつつ」
普通に書いてしまえば
たったの28文字。
作者の名前も入れたとしても32文字。
すぐに書き写せてしまう文字数です。
ここを
筆ペンを使って
1文字1文字じっくりと書き写して行きます。
筆ペンはとても不思議なもので
たとえば、ひと筆を、しゃしゃっと適当にはねたり、はらったりすれば
それが如実に文字に現れるんですよね。
ここ、しゃしゃっと書いたでしょ、ってすぐにバレちゃう。
書きながら
しまったなあ、うまくいかなかったな、とか、
お、今度はここのハネが綺麗にできたかも、なんて思いながら、
何度か同じ和歌を書き写します。
1文字1文字の
1画1画を丁寧に
筆を置いていくと
じわっと心が静まって行くような感じがします。
こういうのをやる時は
時間はとりあえずきにしないで
じっくり取り組んで見ることも大切。
私は気が付けばあっという間に1時間が過ぎていました。
それでも「1時間もたっちゃったよ、無駄にしちゃったな」
なんて思う事は全くなく、
たった1つの和歌を何度か書き写しただけなのですが、
すごく充実したいい時間が過ごせた気持ちになりました。
筆と縦書きの文字がもつ不思議な力です。
こんにちわm(_ _)m
書いた文字を是非とも見せて下さいm(_ _)m
自分は下手くそで
人にはお見せ出来ませんが