キュー王立植物園とスカイツリー

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イギリス、ロンドンのテムズ河畔にある

キュー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew)

その歴史は古く、
1759年にイギリス王室ジョージ3世の母であるオーガスタ皇女により設立され、
2003年には世界遺産にも指定されています。

敷地面積132haを誇る世界最大の植物園には
世界中から4万種類以上の植物が集められています。

新しく見つかった植物の種類を判定したり
絶滅しそうな植物の保護をしたり。

現在では世界中にある野生植物種の10％にあたる数の種子を保管。
2020年までに25％の保管を目標に研究と保護活動が続けられています。

そんな地球の緑と向き合い、守り続けてきたキュー王立植物園。

遠く離れたイギリスにある植物園ですが、
日本にいる私たちも、
今こうして日本に居ながらにして
これらの保護調査研究活動に対して
1歩を踏み出すことが出来る企画があるんです。

現在、
キュー王立植物園と、
日本の新観光スポット「スカイツリー」とが関連した
チャリティーが開催中。

2012年クリスマスチャリティピンバッヂです。

もともと
この植物園に関連したグッズなどを購入すると
その売り上げが調査や研究の活動費として当てられるという仕組みもあるようなのですが、

今回はピンバッチ1個に対して寄付を募るという企画。

チャリティーの収益の一部がキュー王立植物園に寄付され、
植林などの環境保護活動に役立てられるというのです。

ピンバッヂの形は
スカイツリーをモデルにしたもの。

白いスカイツリーに赤いハートが可愛くて
私はこれにしました。

色違いの緑バージョンもありましたよ。

調べてみたら
どうやら毎年行われている企画だったようです。

私はたまたまお仕事の都合で通りかかった場所で
偶然見付けることができました。

毎年好評に付き、すぐにピンバッチがなくなってしまうようなのですが
まだ11月だからなのか
私がチャリティーの窓口に行った時には
まだまだたっぷりありました。


世界で叫ばれている
種の保存。

どんな種も絶滅することもあり、
そしてまた新しい種が登場することもあり。

それなのに、何故いま、その絶滅に関して騒がれているのか。

それは、その種が絶滅するスピードが早すぎる、
つまり一定期間に絶滅する種が多すぎることに問題があるというのです。

生物多様性について勉強した時に知ったことでした。


さらに今回
キュー王立植物園の公式ウェブサイトで知ったのは
日本の秋に素敵に色づく
イチョウが
2002年に絶滅危惧種に指定されていたということ。

学んだ学校にも
事務所から歩いて行く事が出来る有名なスポットにも
たくさんあるイチョウの木。
あまりにも身近な存在だったので、
まさか絶滅危惧種に指定されるものになっていたとはと、驚きました。

こうやって
植物の現状を知ること、
そして今回のようなチャリティーを通して
より具体的な活動に参加してみることなどが、
巡り巡って
地球を守る気持ちの輪に
繋がっていくような気がします。



参考資料：キュー王立植物園公式サイトhttp://www.kew.org/