本日は「弟」日和

数年前に亡くなった母は、若い頃からずっと石原裕次郎さんの大ファンでした。
私が子供の頃、家族みんなで
「太陽にほえろ」をみていると
若い頃の裕次郎さんの映画や
大ヒットした歌の話をとても懐かしそうに沢山沢山話してくれました。
そんな母をみて、父はちょっと嫉妬してましたね、裕次郎さんに。
子供達が独立すると、両親はよく二人で各地へ旅行に行っていました。北海道の小樽にも行き、
「石原裕次郎記念館を見てきたのよー、ほら、裕次郎ワイン見て見て」と母が嬉しそうに私に話していたのを今でもよく覚えています。
そんな母に勧められて、観た
テレビ朝日開局45周年記念スペシャルドラマ
「弟」

「ああ、母が言っていたのはこの時代のこの雰囲気の事だったんだなぁ」とはじめて実感出来ました。
がっつりドラマに引き込まれましたよー。元々涙腺が弱い私…特に最終夜はしょっぱなから泣きまくりました。その中で、特に印象に残っているシーンが

ハワイで病気療養中の裕次郎さんを見舞う宝酒造の社長さんとの崖の上のシーンです。
お互い、想いは口にしないのに
しっかり相手に通じていて、その気持ちに感謝してちゃんと応える…
本当の気遣いってこういうことなんだな…とすごく心に残ったシーンでした。

その社長さんが創り上げた宝酒造さんのお仕事に、今回少しでも関わる事が出来て、実は私、心の中は感慨深い想いでいっぱいでした(がっつり緊張もしてましたけども)

母が生きていたらとても喜んでくれただろう、と思います。
生きてる間の親孝行には間に合いませんでしたが、感の鋭い母のこと。きっとどこかで観てくれていると思います。

コメント

「太陽にほえろ」は私もよく見てました
いまだに「なんじゃ、こりゃ~」のセリフが
びっくりしたときに自然に出てきます

お母様との思い出…
きっと今もそばで観ています

去年私は父を亡くしましたが
親の死はなかなか受け入れられない現実だと思います
でも親のDNAを受け継いでいるので
いつまでも心の中で母や父とつながっていますし
体と心の中に父母や祖父母はいると思います

anco 2012年12月13日

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