「木枯らし」

先日近畿にて木枯らし1号を観測したという発表がありましたが
東京もそろそろ?でしょうか。

木枯らし

と言うと

どんなことを思い浮かべますか?

私は


地面を勢いよく走る落ち葉


が思い浮かびます。

そして

その落ち葉がばしばしっと顔に当たったりして痛い

一面真っ白な雲が重くのしかかる空

さむいっとどこかのカフェに駆け込みたくなるような気候

みたいなことも
想い浮かんできたりして。


そして

木枯らし

と言えば

忘れちゃいけないのが

やっぱり私はこれ

フレデリック・ショパン作曲
(Frederic Chopin)

『12の練習曲 作品25』より
「第11番 イ短調」

通称「木枯らし」とも言われる曲です。

この曲のイメージは
気象用語での木枯らしの定義とはまた違う感じな気がしますが、

落ち葉が風に勢いよく吹き飛ばされて
バラバラバラバラっと走っていくようなイメージ

には近いかもしれません。

あくまでも私個人の主観の問題ですけれども。


ショパンの『12の練習曲 作品10』『12の練習曲 作品25』は
とても有名な曲なので
これらに含まれる24曲のうちで
ピアノ曲を普段はあまり聴かない方でも聴いたことがある曲が
含まれている確率は高いかなと思います。

例えば『12の練習曲 作品10』の方の「第3番 ホ長調」は
通称「別れの曲」という名前で
映像作品などにもちょいちょい登場するような有名で素敵な曲です。


学生時代は
この曲集の中から試験課題曲が出たりすることもあるような作品で、

いろんな思い出があるのですが(苦笑いとともに…ご想像にお任せします)

当時は

ここでこう弾かないと解釈が違うって減点される、落されちゃう、とか
ここで左手の薬指だけが残ってて、でもペダルはここまでにして踏み替えないと濁っちゃうとブブーだから、ああしてこうして…、とか、
もちろんミスタッチなく演奏することは当然ではありますが
曲の理解解釈研究というものを求められたりもしているので、
いろんなことを考え過ぎながら試験に立ち向かっていたよなあ
なんて思い出したりするわけです。

で、レッスンでこってり絞られたりしたんだよなあ、とかね。えへへ。

私がこの曲の録音で大好きなのは

猛烈に大ファンである
ピアニスト
マウリッツィオ・ポリーニさん(Maurizio Pollini)の演奏したもの。

何度聞いても
彼の演奏は最高です。

一度、録画でですが
ポリーニさんが東京で演奏会を開いた時の様子を
テレビで見たことがあるんですが、
その時弾いていたのも
このショパンの『12の練習曲』でした。

その時、録画をみて

テレビの前で

ぼろぼろ泣いたんですよね、私。

その時は、どうしてこんなに涙がでるのか、よく分かりませんでしたが

今になれば、もしかしたら、と思う事もあります。


当時、必死で
いろんなことを学び走り続けていたピアノ。

でも本当は

そういう細かいことを抜きにして


ピアノ曲ってすごく美しいんだよ
この曲って難しい曲とか減点されるのはこことかじゃなくて、純粋に、いい曲なんだよ

っていう何かに触れちゃったからなのかなと
今はあの日の私の気持ちについて、思うんです。


やらなければならないことに追われていた時代も
大切な時期だったと思います。
その頃がなければ、今もないわけですから。


まあ、うん。

だから
あの頃の私に

後になってからちゃんと消化して熟成できる時がくるはずだから
とりあえず今は試験に落ちないように寝ないで練習して頑張っとけ
大丈夫だから

って言ってあげたいですね。


そんなこんなで

東京の木枯らし1号はそろそろかなあなんて思いながら

ショパンのエチュード、通称「木枯らし」を聴いてみるのでした。

気になる方は

ショパン
木枯らし

のキーワード検索でも
調べられるかも。

いい曲ですよ~

美しさをダイレクトに
情熱的に伝えてきて下ささる
ポリーニ様の演奏も最高です。

コメント

またまたクラシックのお話ですね(笑)ほっとした顔


木枯らしは西から吹いて来ましたが


東京もそろそろかと思います決定

隼人 2012年11月04日

私、ショパンのピアノが好きで、ときどき聴いています。
演奏者はウラディミール・アシュケナージさん。

マウリッツィオ・ポリーニさんではありませんけど、
アシュケナージさんの「木枯らし」聴いてみます。

ロベルト 2012年11月02日

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