『選べる人のお外ご飯 vol.7 唐辛子の旬』鈴木　麻里公式ブログ

辛いものが大好きな私。

今週あたりからぐっと秋らしい気候になってきて
朝晩は冷えるなあと思う日も。

そうなると

真夏でも辛い物を食べちゃう私ですが
より一層、辛い食べもの三昧をしたくなります。

一番好きなのは
やっぱり真っ赤な鍋。

エスニックカレーなども好きですね。

今回は

スープです。

こんな感じでスープっていうのは珍しいですね。
見た目は辛い系のラーメンのようですが
麺は入っていません。

お隣には白いご飯。
スープセットのような感じです。

キャベツやニンジン、キクラゲ、ニラなど
たっぷりと味が染み込んだ野菜が入っていて
程良い辛さが美味しかったわ。

ということで

本日は

唐辛子

について。

実は私も最近勉強していて知ったこと。

唐辛子

っていうと冬の料理のイメージも強いのですが

唐辛子そのものの旬は

8月、9月、10月

そう、今です。

しかも今はもうラストスパートの頃です、10月。

赤くならない、緑色をした
青唐辛子という種類の旬が
夏だということは知っていたのですが、

その青唐辛子より1カ月遅れくらいで旬になるのが
赤い唐辛子。

料理に手軽に使えるものは
乾燥させ、輪切りにしたり、粉末にしたりしてあるものですが、

生の唐辛子には
フレッシュで美味しい辛さの魅力だけではなく
ビタミンCもたっぷりと含まれているのだとか。

辛いもの好きな私は
伊豆諸島や沖縄などへ行くと
生の唐辛子を買ってきて、
冷凍保存しながらちまちま使うのですが
やっぱり旬の時に美味しくいただきたいですね。

さてさて、

漢方の目線で唐辛子を見てみると

「心」「脾」に働きかけてくれる熱性の食材。

辛いものを食べると汗がでる、体が温まる
と言われているだけのことはあり、「温性」より勢いがある「熱性」。
あたためパワーは抜群です。

(ちなみに私はどういうわけか食べると寒くなる人で、外食すると特にこれからの季節は帰り道が寒くてたまりませぬ。辛いものを食べてもめったに汗が出ませぬ。勉強していくうちに、まさかの、消化に体中が集中するので他はほったらかされて、結果、体感として寒くなるのか？という気がしてきております。が、正確なことは誰にも分かりませぬ。あまりにも例がない…。友達からは、もはや人類ではないのではないかという言われようです。)

で、余談はさておき

温め効果抜群の唐辛子は
身体の中から余計な冷えと湿気を取り除き
「血」を巡らせてくれる
これからの寒い季節にぴったりな食材。

血がどろどろ～というイメージの「瘀血」タイプにもぴったりです。

特に唐辛子と卵の組み合わせは
胃腸を温めながら消化促進、ということで
今回のようなスープになったもの、
野菜も加えられる鍋、麺料理、スープ系などで卵も入っているものは
「血」を巡らせ栄養を身体に行きわたらせくれる優秀料理なわけですね。

ただし

１つだけ私が気をつけているのは

食べ過ぎ。

なんでも食べ過ぎはよくないのですが、

特に

唐辛子を食べ過ぎるとどうなるかと言いますと

たとえば

おでこにニキビが出ます。

ぼっこりと腫れて赤くて痛みがあるような大きなニキビが出現。

これは「心」への影響により身体に現れてくるものの１つ。

さらに唐辛子の食べ過ぎによって
胃腸の働きを良くするどころか強すぎる刺激で逆に胃腸を弱らせてしまった場合には、
口の周りにもぼっこりと大きなニキビが…。

これは「脾」へのダメージですね。

ぼっこり痛い赤くて大きなニキビは

「心」「脾」それぞれに

唐辛子が持つ熱のパワーが強過ぎて
身体の中に熱が籠ってしまった場合です。

なんでも食べ過ぎたら
いろんなところに正直にあらわれてくるものです。

上手に取り入れれば
身体を温めてくれて健康促進に役立つ唐辛子。

ということで本日は

ぴりりと効かせてぽぽっと温め。
「血」の巡りをよくして冷え知らずさんになれるかな。

唐辛子のお話でした。

私は、食べ過ぎ注意ね～。