『この絵、誰の絵?』(美術出版社)
実は美術検定4級対策のテキストなのですが
美術検定を受験しない人でも
ちょっと美術について知りたいなあという人にぴったりな本だと思います。
1ページにつき
1つの作品が
カラーで掲載されていて
ページをめくると裏に
画家の名前や絵のタイトル
その他、関連した情報が
まとめて書かれているんです。
絵を楽しみながら
ページをめくり、クイズ感覚で
楽しく絵の勉強ができます。
掲載されている作品は100作品。
西洋美術だけではなく
日本美術についても掲載があり
幅広く紹介されています。
美術の授業だけではなく
歴史の授業でも名前と作品が出てきたような
腸有名な作品から、
あれ?これは?という作品まで
100の作品。
全てすらすら答えられるようになっただけでも
なんだか
次回、美術館に行くのが、
前よりもちょっとだけ楽しくなりそうじゃないですか?
私は美術館に行くのが好きで
でもあまり情報として詳しくないなあ
と思ったので
ちょっとずつ勉強してみたりもしていたのですが
ちょうど日本美術史の
円山応挙が出てきたあたりを勉強していた時に
東京で円山応挙に焦点をあてた美術展があったんですね。
この時に
少しでも読んだことがあったり、勉強したことがあったという状態で
美術展に行くと
知らなかった時とは違った感覚で
より詳しく楽しむことができるんだ、ということを実感しました。
それと同時に
勉強して資料をみることよりも
実際に、本物の作品を目の前にして
自分の心で、その作品から発せられるオーラを
じわり、じわりと感じることも
とても価値ある事、素敵な時間なのだということも
改めて感じました。
なんとなくみて
いいな~と思う、その気持ちもとても大切。
でももし
興味がある画家、時代、1つの作品などがあるなら
ほんのちょっとだけ
事前に情報に触れてから、
作品を実際に観に行くと
少し違った目線も、
持てるようになるのかもしれませんね。
凄い本ですね(笑)
考えてありますね
ちょっと見たくなりました