言葉にならないこともある

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いろんなことを

見たり
聞いたり
読んだり
触れたり

そうやっていろんな経験を重ねているうちに

自分の中に言葉が増えて行く感じがして

前には出てこなかった言葉が出てくるようになったりもして

積み重ねって大切だし
もっと積み重ねたら
もっといろんな言葉が出てくるようになるのかもしれないと
思ったりもしたこともあって、

うーん、

でもね

ふと思ったんだ。


「筆舌に尽くしがたい」


という表現があるように


世の中には

そもそも

言葉にはならないもの

っていうのも存在するのかもしれない。

無理やり言葉にも出来るかもしれないし
限りなく近い言葉を拾って集めて表現できるかもしれないけれど
ちょっとどこか違うんだなあということ。


言葉にしようとした途端に
大切な何かが消えちゃうようなこと。


だから

そういうことって

言葉にはならないもの、

っていうことでいいのかもしれないんだね

なんて

思ったのでありました。



ずっとずっと

お休みしていたことを

お仕事のきっかけがあって

もう一度向き合ってみたんです。

こういうきっかけでもなければ
向き合うことを
またずっと先延ばしにしてただろうなっていうこと。


気持ち的に
ある日突然、向き合えなくなっちゃって
それっきりだったこと。

逃げてたこと。

向き合わなくても特には困らないから
それを言い訳にして
避けて通ってきたこと。


やや半強制的に
向き合うチャンスができて

おそるおそる
向き合ってみた。


細かい動作が

昔を思い出す。



行動の癖とか

なんてことはない動作の１つ１つが
ああ、昔、こうやるの習慣になってたなあ、と思い出したり。


そうしているうちに

自分の気持ちの中にあった穴に気が付いて
無理やり蓋をしていたことにも気が付いて

心の中にぽっかり開いていた穴、
そこにぴったりとハマるものは
8年前にここに置いてきていたんだ

ということに気が付いたんです。

8年近くも
置き去りにされていたものの中に

あった、何か。


もっとうまい表現があるような気がするのですが

やはり「筆舌に尽くしがたい」ことであり

なんだかうまく伝えられないのですが。


言葉に上手にできないけれど
けれどとっても大切なことが
そこに確実にあるんだ、あったんだ、
ということを

見付けることが出来た今に

この時間に
まずは感謝しようと思います。


今だから
気が付いたのかもしれない。

昔は
忙し過ぎて
大切な部分が埋もれていたのかもしれない。


もしかしたら
また何年かしたら
今のこの気持ちも
ぴったりとした言葉で書き記すことができるのかもしれないけれど

今はとりあえずは

切れないものを無理やり切り分けてもいけないし、

もやもやしたことを整理するのは大切だけれど
無理やり整理してもあまり良い整理にはならないこともあるのだということを
改めて感じて

もやもやして明瞭じゃないんだけれど
それでも大切なものが含まれたパーツの１つとして
大事に撫でながら
進んで行けたらいいのかな。