忙しい人も多く
追い立てられることもありながら
時を過ごし続けている現代人。
そんな中で
ゆるキャラ
とか
体を動かすものでものんびりやるものとか、
ゆるなんとか、というものが
これまた、ゆる~くじわじわと
続いていますね。
なんでも興味があって
どんどん進んでいってしまいそうになる私ですが
たまには読書も
ゆるい感じを楽しみたい
と思うことがあるのです。
今回は
『なみのひとなみのいとなみ』(幻冬舎)
宮田珠己さんのエッセイです。
宮田さんの本は
最初に読んだのが
『旅の理不尽アジア悶絶編』という本でした。
旅エッセイをたくさん書かれている宮田さん。
ひねくれっぽさが楽しくて
笑いが止まらないエッセイを書かれる作家さんです。
宮田さんはサラリーマン時代を経て
旅をして文章を書くスタイルの作家さんになったわけですが、
今回読んだ『なみのひとなみのいとなみ』は
そんな宮田さんがサラリーマンだったころの話、
そこからどうやって作家人生を歩むことになったのか、
そんなことが
またもや
ゆる~く書かれています。
いつもの宮田さんの本ならば
そんなまさか~みたいなツッコミをしながら
笑いをこらえながら読む感じなのですが、
今回は
そんな宮田さんエッセンスももちろんありながらも、
忙しさにもみくちゃにされそうになっていること、
不本意だよなあと思うことについてなどなど、
なんだかちょっとまじめに
語りかけてくるような部分もあり、
これまで読んできた他の本とは
やや違ったテイストでした。
ちなみに
この時期、暑い夏、夏休みにおすすめな
私がこれまでに読んだ宮田さんの本は
『ウはウミウシのウ―シュノーケル偏愛旅行記』(白水uブックス)
とにかくシュノ―ケリングを
あちこちでしていく旅なのです。
ダイビングもせず、
サーフィンもせず
どんなところでも
とにかくシュノ―ケリング
宮田さんテイスト炸裂で笑いが止まりません。
そして
夏休みといえば遊園地という方ならば
『ジェットコースターにもほどがある』(集英社)
ジェットコースターが大好きな宮田さんが
日本、そして世界各地のジェットコースターに
乗って、乗って、とにかく乗りまくって
宮田エッセンスを思う存分のびのびと発しまくるエッセイです。
次に読んでみたい宮田さんの方も
すでに狙いをつけている私。
『わたしの旅に何をする。』
これが気になっております。
タイトルからして
笑えそうな予感でしょう?!
ゆるいエッセイ好きです