この人、すごい
と思った人の1人に
池上彰さんというジャーナリストさんがいらっしゃいます。
私が池上さんを初めて観た番組では
池上さんはメインキャストではなく、サブのコメンテーターとして登場していたのですが、
もはやその番組は池上さんの番組なのではないかというくらいの
圧倒的な存在感。
言葉の1つ1つに、とても説得力があって、
難しいことを偉そうに言っていないのに、どんな他の人たちよりも
キラキラ輝いていて、その知性が猛烈に光っていらっしゃいました。
それからしばらくして
池上さんの番組が始まり
今では、いろいろなスペシャル番組で「池上彰の○○」のような
冠番組がありますよね。
そんな私が尊敬する池上彰さんの本
もはや160万部も出ているベストセラーなのですが、
ようやく私も読みました。
『伝える力』
やはり、予想通り
とても読みやすくて
一気に読み終えてしまいました。
面白い。
読んで損はない1冊。
池上さんはこの本を
若いビジネスパーソン向けに書いた
と本の中でおっしゃっていますが、
ビジネスパーソンではなくても
役立つポイントが満載です。
私が池上さんを尊敬している点として
どんな人にも分かりやすく丁寧に説明する姿勢と、
池上さんご自身の知識、真の理解の深さがあります。
「噛み砕いて表現できるのは、そのことについて、深く理解しているからこそなのです。本質をしっかり理解していれば、易しい言葉に置き換えることは可能ですし、相手に対し、臨機応変の対応もできます。」
まさに!
大学の頃、学校の方針として
論文は自分の専門ではない分野の研究者が読んでも
ある程度理解できるように書かなければならない
という1つの重要な方針がありました。
専門用語を羅列して煙に巻くような
真の理解力が備わっていない論文はダメです
ということですね。
この考え方に私は大いに賛同し、
とにかく何かを説明する時には分かりやすくと心がけていました。
するとやっぱり
根本的にきっちり理解していないと、それは難しい
ということに気が付くんですよね。
池上さんはこのことを
NHK時代に『週刊こどもニュース』で強く感じられたようでした。
難しいことのはずですが、
さらりとやってしまっていて、
更にその努力は人には見せないあたりも
池上さんの魅力の1つかと思います。
うん、
すごい池上彰さんの本は
やっぱり、すごかった。
最新の著書も気になります。
池上さんの番組をたまにテレビで見ますが、確かに
すごく分かりやすいですね。
そして、相手に常に分かりやすく伝わるよう、努力
されていることが、いつも感じられます。
また、それには、お人柄もあるかとは思いますが。(笑)