大好きなクルテク

東京国際アニメフェアで見付けた
小さい頃に大好きだったアニメーション。

日本語では
もぐらくんシリーズ
と言われている
チェコアニメです。

チェコのアニメーションは
数年前からじわじわと日本でも注目されてきています。

ほんわかした色使い
心温まるストーリー

優しい気持ちにさせてくれるアニメーションが
チェコアニメの作品には多い気がします。

私が小さい頃
テレビで放送されていた、もぐらくん。

絵本も持っていました。

私の手元にあった絵本は
このもぐらくんシリーズ、クルテクの最初の作品だった
『もぐらくんとズボン』

大好きで何度も何度も繰り返し読んだのを覚えています。

今回、展示会では
チェコのブースにて
『ズデネック・ミレルの世界』(エスクァイア マガジン ジャパン)
を手に入れることが出来ました。
もう絶版の本ですが、
限定のものや絶版本などは、こういう展示会では入手しやすいことが多いですね。
ラッキーでした。

クルテクを生み出したミレルの作品、クルテクへの想いが詰め込まれた一冊です。

ミレルはクルテクの権利を決して売らなかったと言います。

「もしクルテクの権利を売ってしまったら、私が彼を殺してしまうようなものだ。」

と言うミレル。
心からクルテクを愛して
自分の手で大切に守り続けていたんですね。


「認めるのに長い時間がかかったけれど、クルテクを描いていたとき、私は自分自身のことを描いていたんだ。」
「つまりクルテクは私にとってあるべき理想だということさ。その理想に到達することはできないんだがね。」

1957年にこの世に生まれたクルテクのアニメーション。

もぐらのキャラクターは
ミレルが森を散歩していた時に
偶然、もぐらの穴につまづいたことから
思いついて生まれたものだとか。

クルテクのシリーズとして、
2002年までに62本もの作品が作られ
世界の85カ国で愛される作品になりました。

私も大好きだった『もぐらくんとズボン』の作品に関するエピソードも。

「1954年、バランドフ・スタジオで働いていたとき、彼は麻布の作り方を子供たちに教える映画を作ることを命じられ、彼は考え込んだ。かなり単調な題材だから、人の心を動かさずにはおかないキャラクターによって快活さをもたらす必要を感じたのだ。それが、クルテク(『もぐらくんとズボン』)になった。」

一度にたくさんのものを手にもてないことで悩んだもぐらくんが
ポケット付きのズボンを作ろうと思いつくことから始まる『もぐらくんとズボン』

森のみんなの力を借りて
布を作り、ハサミで切って、
布を縫い合わせ、ポケット付きの可愛い水色のズボンを完成させます。
それぞれの工程で、それぞれの得意分野を持つ動物たちのところへ
材料を持って行くもぐらくん。
物が1つ完成するまでの工程を
順に追って行く様子が
楽しく描かれていました。

クルテクの新しい作品は
もう出てこないけれど、
ミレルが大切に愛していたクルテクは
いつまでも色褪せることなく、世界中で輝き続けることと思います。

もう一度
小さい頃に好きだった『もぐらくんとズボン』が見たくなりました。






ブースの方が
携帯クリーナーをプレゼントしてくれました♪
きゃあ♪嬉しい~♪♪

コメント

こんばんはm(_ _)m


お疲れ様ですm(_ _)m


アニメは世界共通なんですね(笑)


チェコのアニメは見た事ないですが

まりさんの幅広い知識は


素晴らしいと思います


感心しておりますウッシッシ

隼人 2012年03月28日

まりさん、いいプレゼントをもらって、よかったですね。

そして、絵本、かわいいですね。
確かに、見覚えのあるキャラです。。。

まるみる 2012年03月27日

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