『カッシアの物語』

ずっと前から書店で気になっていた本。

『カッシアの物語』(プレジデント社)
アリー・コンディさん(Ally Condie)が書いた小説で
日本語訳は高橋啓さんがなさっています。

他にも色々と買わなければならないものもあるから、
我慢だなあ…と思っていた本だったのですが、
先日、偶然にも古本屋さんで発見!
激安のお値段にて手に入れることが出来ました♪

分厚い本なので
持ち歩くのは大変なのですが、
家にいる時や荷物が少ない時などに読み進め、
読み終えました♪

「訳者あとがき」で知ったのですが、
これは3部作の1作目だとか。
原題は
“MATCHED”
第2部は2012年夏に、第3部は2013年の春に出版される予定だそうです。

全てを監視され、管理・統括された社会に住む人々の物語。
そこでは通過儀礼なども役人にコントロールされています。

主人公の少女カッシアは
この社会に決められた結婚相手に喜び、
全てのことが順調に進み、幸せの中で生きていくはずでしたが、
何かが狂い始め
そして第1部のラストに向かって
混乱の中に突入して行きます。

この本の中で
何度もカッシアが疑問に思い、悩むことは
「選択」

管理された社会によって
選択させられたことを
そのままなぞる自分に気が付き、
それが幸せなのか疑問に思い、
自らの心のままに選択する自由を得たいと願ったのに、

自分で選んだと思っていたはずのことすらも
社会にコントロールされていたかもしれないと思ったり…。

何を見て、
どう感じて
その結果としてどういう選択をしたのか、

それは本人にしか分からないことでもありますが、
その本人ですら、本当に自分の心の赴くままに選択したと
言い切れないこともあるかもしれないということ。

以前、作曲家についての論文を読んでいた時に、
「○○からの影響が」あるのか、ないのか、
という話について、

何かからの影響がある、ということは
絶対に簡単には述べられないし、
もしすぐに述べられる場合があるとしたら、
本人がそう断定している時のみだ
という授業がありました。

何かから何かへの影響というのは
自覚症状がある時も、ない時もあるだろうし、
いろいろなことが複雑に絡み合っての結果のことに対して、
ある限定的なものからの影響、と言い切るのは
危険すぎる、ということなんですね。

私たちは確かに、日々、何かを見て感じて選んで進んで行きますが、
それらの基準がどうなっているのか、
明確にできない部分も大きいような気がします。

人の心を作り上げている要素というのは
とても複雑で、たくさんのことがあり、
1+2=3
のようにスッキリとした答えが出せないことも多い。
でも、だからこそ面白い部分もたくさんありますね。

カッシアの物語、
第2部の続きも気になります~♪

コメント

偶然や、選択というのは、人生に様々なスパイスを
与えてくれますよね。。。

ということで、ここでまりさんに出会ったのも。。。

まるみる 2012年03月22日

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