松花堂

昨日読んだ美術の本の中に出てきた名前が

今日みたニュースに登場していてびっくり。

その名前とは

松花堂昭乗


昨日は江戸初期の絵画に関する部分を美術関連の本で読んでいて、

その中で、

「鶴図下絵和歌巻」という作品について書かれてありました。

この「鶴図下絵和歌巻」は俵屋宗達の絵に、本阿弥光悦が書を重ねた合作の作品だ

という内容を、ふむふむと読んでいたんです。

そこで本阿弥光悦は寛永の三筆の一人だと述べられていました。

三筆というからには、三人いるわけで、
本阿弥以外の人は

近衛信尹

そして

松花堂昭乗

そう、ここで出てきたんですね、この方。

こんな珍しい苗字、見間違うはずがない
と思って、本のページをぱらぱらし
発見してスッキリ。

ちなみに、ついでで調べてみたら
やっぱり、あの松花堂弁当とも関係があったんですね。
美術の本を読んでいた時は
松花堂って言ったら、やっぱり私の好きなお弁当メニューの1つだよなあ
なんて、思考が横道にそれそうになって、
いかんいかん、と、とりあえず先に読み進めようと頑張っていたのでした。
でも今、それも解決。さらにスッキリ。

肝心のニュースはといいますと、

空中茶室の遺構が発見されたというもの。

この「空中茶室」が指しているのは、
松花堂昭乗のために建てられた茶室「閑雲軒」。

茶室の礎石の遺構が発見されたというニュースでした。

美術っていろんなことに通じているから面白いなって思います。
音楽にもつながっていたりするんですよ。

たとえば、絵の中に当時の文化が描かれていたりすると
楽器を演奏している人が描かれていたり、
お祭りや集団での芸術活動が描かれていたり。
その絵から紐解いていくような音楽学の研究方法もあるんです。

美術の流行と音楽の流行も
近い流れがある場合もあり、
音楽家に在籍していた時でも
勉強している時代と同じ頃の絵画をみたりもしました。

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