命、魂、そして肉体『KAGEROU』

面白くてさらさら読めてしまうのに
どこか心にひっかかるような印象的な作品を読みました。

『KAGEROU』(ポプラ社)
タレントの水嶋ヒロさんが
本名の齋藤智裕さんのお名前で出された作品。

命とは何か
魂って?肉体って?

そんな誰もがもしかしたら一度は、少しは、考えたことがあるだろうテーマを中心に書かれた小説です。

自ら命を断とうとしていたところ、止められた主人公のヤスオ。
ヤスオを止めたのは、臓器を買いとりたいという謎の男。

ヤスオはどうせなら最後に自分の体を売って
両親にお金を残そうと考え、この謎の男の提案に乗ります。

自分の体が中古車のように査定され、金額がはじき出され、
いよいよという時が近づくまでの間に
命と肉体について、考えて行きます。

謎の男はこう言いました。

「つまり『命』とは大東さんの個性や人格、そして未来です。それらを奪った行為に対して求める補償金は本来ならばこの二千数百万という金額よりもずっと多くなければなりません。ところが大東さんは自らの手で自分の人格を捨て、未来を断ち切ろうとしました。もし私が大東さんの足を掴みそこね、あのままじさつが遂行されていたら残るのはバラバラに砕け散った肉体だけです。つまり私たちが取り扱っているのは、その地面に激突する寸前の大東さんの命の抜け殻なのです。その考え方にズレが生じていたため、大東さんは自分の査定額が『命の値段』にしては『安い』と感じてしまわれたのではないでしょうか?」

(じさつ、という言葉は本文では漢字でかかれていますが、このサイトのシステムの都合上、ひらがな表記になります)

過去に様々な本などの中でも
多様な定義をされてきた「命」の定義ですが
この視点もとても興味深いですね。

今、生きているこの瞬間と、これまで生きてきた過去だけではなく、
命とは未来でもあるということ。

命は、どこまでかは分からなくても、確実に次の瞬間へも繋がっている、
未来に向かって進んでいる何かであるということ。

ヤスオは次第に変わって行きます。
「二カ月前の自分なら、人生に絶望しきってしぬ方が未練を残しながらしぬよりずっと楽でいいなどとうそぶいていただろう。いまなら生きるチャンスが与えられようものなら毎日を全力で生き、その上でアカネのためにしねと言われれば喜んで自分の命をさしだすだろう。
人を愛するということはその人のために生きることであり、同時にしねることだ。それをアカネが教えてくれた。」

(しぬ、という単語と漢字がシステムの都合上、ひらがな表記となります。原文は漢字表記です)

ヤスオの決心が揺らいだということではなく、
ヤスオはある意味、悟って、噛みしめて、自分が思うところまで
しっかりと前を向いて歩いて行きます。

愛の最大の強さは、
命の柱に支えられているからなのかもしれません。


『KAGEROU』は、前から読みたかった作品だったので
やっと読めて良かったなあ。
ぱたんと本を閉じて、
ほうっと一息です。







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コメントのお返事です。

まるみるさんへ
いつもありがとうございます。
スカイツリーは私も建設中の頃に遠くからみたのですが
まだ完成していないのにすごく大きくてびっくりしていました。
吹雪ですか…辛いですね。
外出する時は気を付けてくださいね。


慎二さんへ
いつもありがとうございます。
スカイツリー、ついに近くから見ることができたんですが
今度はもっと下まで見えるところに行って見たいなって思いました。
サラダは時々、たっぷり食べたくなりますね。
もりもり食べていると、元気がでてきますよ。


まさるっちさんへ
いつもありがとうございます。
お金の使い道や価値観は人それぞれですから難しいですよね。
スイーツプロジェクトが、って思って下ってとても嬉しいです♪
これからも美味しいスイーツを発表できるように頑張ります!


会長さんへ
いつもありがとうございます。
時間の余裕って大切ですよね。
私も電車を乗り間違えても、もし電車が途中で止まっても
いろんな手段を駆使して到着できるようにっていう意味でも
はやめ、はやめって思ってます。
プライベートの時はわりとのんびりなんですけれど
仕事の時は早めばっかりですね~


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コメント

この数年間、人や動物の生死を見てきて思うのは、
やはり命の尊さですね。

ありふれた言葉のように思っていましたが、いつも
いるところに、いなくなった悲しみは、確かに、すぐ
に心から忘れ去ることは出来ません。

いなくなってはじめて知る大切さ、いる時にもっと
早く気付いていれば、と思う、至らない自分を感じる
ばかりです。

前回とつながる内容ではありますが、今を大切に
生きることが、何より大切だと思う、今日この頃です。。。

まるみる 2012年01月12日

命とか魂とかそれぞれとらえ方がちがうと思います。
肉体が外側を形成するものだとしたら魂は内側を作る
生きざまみたいなものじゃないでしょうか?
そして人間は、その魂の弱さゆえ自らの命をたってしまうのでは、
僕は、何匹ものわんこの死を見てきました。
病気で若くして亡くなった子、苦しそうに息を引き取っていった子、
僕の不注意で殺してしまった子、事故で亡くなった子、
寝たきりで衰弱して逝った子など
いろいろな、魂を見てきたと思います。
いつも後悔ばっかり、もっといろいろしてあげたかったと
ぼくが、彼らにしてあげられるのは、ご飯を上げることと、
一緒にいてあげることだけ、
彼らからもらったものは、数え切れないほど
どんな時も、いつも励ましてくれる、天使(今は湯たんぽ)のような存在。
保健所に引き取られた犬で、人から愛情をもらった子は、
殺される間際しっぽを振っているみたいです、
恨みひとつ言わず人間の勝手な都合で処分されてしまう子たち、
イエス=キリストが見たらどう思うのでしょうね、
かれらこそ、神となって天に召されるのではないかと?
そして、僕たち飼い主は、天使のまま天に送り届ける義務があると

長々と日記に書けばよいようなことをコメントに書き込んでしまってすみません。
最後に亡くなった子天使たちへありがとう!!

ラスティナ 2012年01月12日

 水島ヒロさんはとても才能豊かな人ですよね。この本はまだ読んだことないけれど、今度チェックします。

なっちゃん 2012年01月12日

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