図書館でこの本を見つけました。
『僕たちは歩かない』(角川書店)
シェフを目指す料理人の若者たちが
東京の特別な時間を見つける。
特別な時間は2時間。
だからその時間に気がついた人は
一日が24時間の東京を過ごす二ではなく
一日が26時間の東京を過ごす。
26時間制の東京。
それが東京の時間になる。
2時間多い東京の時間で
若い料理人たちは料理の腕を磨くために
都内のどこかの厨房で勉強会をはじめます。
そこで過ごした時間は彼らにとって特別なもので
有意義で、全力疾走で。
人間には1日に2時間くらいずつ余分に時間があるはずだけれど
それに気がつかない場合が多いのかなあって思うようなシーンもありました。
本当に2時間余分にあるのなら。
山手線に乗って、それに気がつくこともあるのでしょうか。
一日が24時間制の東京が基軸として流れつつも
自分自身で26時間制の東京に迷い込むことができたとしたら
私は毎日、なにをするだろうなあ。
ISS(国際宇宙ステーション)では グリニッジ標準時間で生活してるんだけど 地球を90分で回る周回軌道で しかも地上には時差がある
時間の存在には不思議な部分が多いよね