『豆腐小僧双六道中ふりだし』

今日返却日だった図書館の本を
さっき読み終えました。

せーふ

『豆腐小僧双六道中ふりだし』(講談社)

京極夏彦さんの小説です。

以前、だいぶまえに読み始めていたのですが
なにしろ本が分厚くて、
持ち歩いて読むわけにもいかず
移動中に読む本と、帰宅してから読む本に分けていたのです。

その「帰宅してから読む本」に入っていたのがこれ。

とはいえ
移動中に読んだ本の続きが気になると
帰宅してからもその本を読んだりしていたので

分厚い本は
ちょいちょい読み進めるという形に。

そういうことをしていたら
あっという間に返却日。

この物語は
豆腐小僧と呼ばれる妖怪が人間の世界を体験していく物語。

そもそも妖怪とはどういうものなのか
先輩妖怪たちに教えられ
人間からは見えていないのに翻弄され

とにかく一所懸命に頑張るのです。

その必死な姿が
あまりにもひどすぎて、かわいい。

豆腐小僧がんばれって思ってしまいます。

素直なんです、豆腐小僧。

どんなこともまっすぐに受け止め
アドバイスも聞き入れ

うのみにしすぎて、大丈夫かしらっていうくらい。

そんな豆腐小僧が
最後にちょっと成長した様子をみせてくれます。

近所でよく遊んでいた小さな子が
ちょっぴり大人になった瞬間
みたいな感じです。


京極さんの本は
独特の語り口で引き込まれます。

本の重さをクリアできれば。
でもこの分厚さがまた良かったりするんですけれどね。



しかも本の形状が特殊です。
本棚に並んだときに飛び出るわへっこむわで
目立つこと間違いなし。

コメント

毎月 何冊くらい借りてるのかなぁ?

なみへいオヤジ 2010年09月29日

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