塩じいさん、おかえりなさい!
無事にお戻りとのこと、とても嬉しいです。
またお疲れの中 お仕事お疲れ様です。
くれぐれも、お体にお気をつけくださいね。
さて、塩じいさんほど長くはありませんが、実は私も宮城県へ行ってきました。
大学時代の友人が支援グループを作り、気仙沼市内の避難所で炊き出しを行うと聞き、
参加させてもらったのです。
炊き出し用の食材は、様々な企業や飲食店などからのご支援のもと行われるもので、
私たちはそれを現地に運び、調理をします。
未だに多くの方が避難所で生活をされていて、食事は朝・夕の2回、避難所の女性たちが交代で
約80人分の食事を作っているとか。(お昼は各自でされています。)
毎日の食事のうちのたった1回ですが、代わりに作ることで負担が少しでも減れば・・・と思います。
今回は、被災地の現状の調査・取材を兼ね、29日金曜日の朝に出発。
「松島」→「石巻」を通って、気仙沼に入りました。
各地で見たこと、聞いたこと、私なりに感じたことを書きたいと思います。
ただ、私の中でもまだ消化しきれていない部分がありますので、少しずつ書かせてください!
しばらくの間、お付き合い頂ければ嬉しいです。
さて、まず今日は<行きの道中〜松島>までのことを書きたいと思います。
東北道を北上していると、福島県内に入ってから変化がありました。
ところどころ、道路がデコボコになっていたり、亀裂の入っている箇所も。
通行が危ない場所では、片側2車線のうち一車線を通行禁止にしていました。
また、速度も80キロ規制がかかっています。
ただ聞くところによると、2〜3週間前まではもっと道路の状態は悪く、速度規制も50キロだったそうです。
宮城県に入り、仙台市へ。今泉ICを過ぎたころ、屋根にブルーシートをかけた家が目立ち始めます。
また東松島市を流れる一級河川の“吉田川”では、
河口から約2キロくらいの場所で、川岸にゴミが打ち上げられている状態が続いています。
ここでは車が一台、沈んだままになっていました。
さて、そんな景色を見ながら日本三景の一つ「松島」に到着した私は、驚きました。
ほとんどの土産物店や飲食店が、営業を始めているんです。
29日は、ゴールデンウィーク初日。
各店舗とも、この日に合わせて復興を急いだのだそうです。
日本三景という宮城だけでなく、日本を代表する観光地としての“意地”を感じますよね。
海沿いの松島ももちろん、津波の被害がありました。
中には、シャッターがグニャっと曲がってしまったままのお店もありますし、倒れてしまった石碑などはすぐには戻りません。
普通に置いてある自動販売機も、
上下2列に商品が並んでいるうちの、高い方の商品ボタンの下まで波がきたようで、
その跡がくっきりと残っていました。
もちろん、壊れていて、使うことはできません。
ここで私たちは、「松華堂かすてら」というカステラや、おせんべいなどを販売しているお店を訪れました。
店内は、津波が来たとは思えないほどキレイ。
それもそのはず、店員さんたちが、手分けをして壁を塗り直したのだとか。
入口の柱の一つに線がひいてあり、横に「ここまで津波がきました」と書いてありました。
その線の隣に、身長160センチの私が立ってみると、ちょうど胸の高さ。
籠の中に入っているおせんべいも、棚に並べられている宮城県内の酒蔵で作られている日本酒も、
机の上にディスプレイされている、おしゃれな手ぬぐいも、こけしのストラップも、、
すべて、新たにそろえられたものなのだということが伝わります。
今の松島の海は、それはそれは穏やかで、小さな島が点々としている様は、
瀬戸内海を思い出すほど、美しかったです。
ゴールデンウィーク真只中。松島は、受け入れ態勢は、整っているようです。
行けるなら、足をのばしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに・・・私が訪れたお店の2Fは、カフェになっていて、
「松華堂かすてら」をコーヒーとセットで頂きました。
しっとりと、弾力のあるカステラで、上品な甘みと食感が最高でした!
松華堂菓子店→http://r.tabelog.com/miyagi/A0404/A040404/4010846/
明日は、最も津波被害が大きかった「石巻」について書こうと思います。
これ咲恵け?