はくしょんっ

真夜中に

「はくしょんっ」

自分のくしゃみで目が覚めました。

なんだか強烈に鼻がむずむずするぞ
と思ったら

ウィルが私に絡みつくようにして寝ていて
シッポのふさふさした毛が
私の顔の近くにふわふわしておりました。


私の体の上を斜めに縦断するかのように寝ていたウィル。

こんなかんじです。



こりゃあ、くしゃみも出るわけです。

ウィルは熟睡しています。
ちょっと動かしちゃうのも可愛そうかなと思ったんですが、

もぞもぞ

結局起こしてしまい、
私もくしゃみを連発し、なんだか目が覚めてしまい
しばらく本を読んでから寝ました。

自分のくしゃみで目が覚めたっていうのは初めて。

でも、自分の寝言が大きすぎて起きた
ってことはあります。

夢を見ていたから寝言が出たのかもしれませんが
そういう時って夢を全然覚えていないんです。

だから起きた瞬間に
耳には言った言葉はしっかり届いているんですが、
どういう脈絡で自分がその言葉を発したのか
全くわからないまま。

「手あぶった！」
なんて言って起きても
自分では

ぽかーん…

という感じなんです。

ちなみに
我が家の3世代の女性達は
寝言をはっきりと発音することを受け継いでいます。

秋田の祖母から始まって、母、そして私。

祖母もよく寝言をいって
あまりにもはっきり発音するので
一緒に寝ていた祖父は
話しかけられているのかと困ることもあるようです。

全く関係ないような話をしている時はいいんですよ。
「ちょっとお醤油とって、お醤油、お醤油」
なんて寝室で言っていても
ああ寝言だね、ってわかりますけれど、
「ねえねえ」
なんて言われたらどうしたものかと思いますよね。

私はまだ祖母のはっきり発音する寝言は聞いたことがないのですが、
母の寝言は何度か聞いたことがあります。

中学や高校の頃
夜遅くまで試験勉強をしていて
母の寝ている部屋の前を通ると
何らかの気配を感じるのか
話しかけられるんです。

でもなんだか話がかみ合わないような言葉で…

いきなり、起きている時の声と変わらない声で
寝室から声をかけられるので
持っているものを全部落してしまいそうなくらい
びっくりしていました。
静かな夜中だし、
起こさないようにそろりそろりと歩いてくるのに、
急に「あぶない、あぶない」
なんて言われたら
どきぃっ！
とするじゃないですか。

もちろん寝言なので母は全く覚えていません。

私も寝言をはっきり発音するので
数々の名言があるようですが、
自分自身は覚えていられないのが残念です。