思い出の写真

自衛隊の方々が
懸命に捜索活動をしているニュース映像を見ました。

１か所１か所丁寧に手作業で
活動していらっしゃいました。

その中で
写真やアルバムなどが見つかることがあるそうです。

そういった写真は
見つけると大きめのカゴのようなものに入れていました。

これは、後からこの家の持ち主の方が
この場を訪れた時に、
写真を見つけやすくするためなのだそうです。

カゴに丁寧に集められた写真を見て
人としての心の温かさ
おもいやりの熱い部分に触れた気がして
心がじーんとしました。

持ち主の手に戻ることがない写真かもしれないし、
どうなるかもわからないけれど、
それでも丁寧に集めずにはいられない
そんな気持ち。

自衛隊の方々はもちろん普段から
色々な災害を想定した訓練もなさっているでしょうし、
様々な支援も日々進められています。
物資が届く度に、そして残った人が救助される度に、
この自衛隊の方々が今いなかったらどうなってしまっていただろうか…と、
感謝の気持ちで画面を見つめていました。

でも今日の写真を集める自衛隊の方々の映像は
職業や訓練された人がどうのではなくて、

心が心に差し伸べた手

のような、

胸の奥にじわっとする温もりを感じました。

きっと、いろんな願いや想いを持ちながら
１つ１つカゴへ写真を入れているんだろうなと思いました。

また、地区によっては
集会場や役場などに写真や思い出の品が集められているところもあるようです。
アルバムや位牌などがたくさん机の上に並べられていました。
連日、多くの人が自分のものが届いてはいないか、見に来ているそうです。

そしていま、写真メーカーさん、カメラメーカーさん、
パソコン関連のメーカーさんには
こうした濡れてしまった写真やデータを復元できないか
という問い合わせが多く寄せられていることもニュースで知りました。

泥や水濡れしてしまった写真も
物によっては復元できることがあるようです。

メーカーさんによってはウェブサイトで対処方法を公開しているところもありました。

私が見たページでは
お店に注文して焼いてもらった「銀写真プリント」への対処が紹介されていまいた。
ぬるま湯があれば、自分で汚れを落すことが出来るようです。
またメーカーに依頼して写真やメディアを復元してもらうサービスも掲載されていました。

大切な思い出の写真。
娘の写真を見つけて涙ながらに喜ぶお母さんの映像も見ました。

人から人へ

心から心へ

どうか、届きますように。