上野の森美術館で開催中の
デトロイト美術館展
音声ガイドは
鈴木京香さん。
ゆったりとした雰囲気に包まれながら、
すてきな印象派の時代に導かれました。
途中、キュレーターであり作家でもある原田マハさんの解説も入っていて、原田マハさんの美術が出てくる小説が大好きなわたしは、とってもラッキー╰(*´︶`*)╯♡でした。
今回の展示は
51点の作品が並びます。
最近は、点数がかなり多い展覧会をたくさん観ていたのですが
点数が多いとお得な感じもするし、
たくさんあって、楽しい!けど、
観終わるころにはへとへとに・・・
という感じ。
51点の展示は
少なく感じるのかな?と思っていたけれど
逆に1点ずつ、最後の展示室まで
じっくりと味わうことが出来て良かったです。
とにかく
どの作品も素晴らしいものばかりでしたが
ここでまたまた
毎回恒例の
マイベスト3を書いてみようと思います。
1《自画像》フィンセント・ファン・ゴッホ
1887年の自画像で、アメリカの公的美術館におさめられた最初のゴッホ作品。
今回の展覧会のポスターやチケットなどにも採用されている作品です。
本物を目の前にすると
釘付けにさせられます。
絵から出るエネルギーに殴られるような、強さが輝く1枚。
わたしが絵を図録やウェブじゃなく、
ちゃんと実物を目の前にしないと
多くのことが伝わってないんだなあと体感したのは、ゴッホの《ひまわり》が最初でした。
今回の自画像も。
ずっと観ていられる、けれどものすごく強い。
色彩から発散される情熱。
決して大きな絵ではないのですが
そのパワーは、広い展示の壁一面を、
空間の展示室を、
十分に埋め尽くして、満ち満ちていました。
2 《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》こちらもフィンセント・ファン・ゴッホ。1890年の作品。
彼がピストルで命を絶つ数ヶ月前に描かれた作品です。
うねるような緑と青の絵の具。
描かれた様子は極めて涼しげで、穏やかなのに、
筆使いは、強烈です。
乱暴な強烈さではなく、一筆一筆、深くめり込ませていくような雰囲気。
胸の奥まで
何かが、えぐられるような力。
観ているこちら側が
全身をゆさぶららるようなエネルギーです。
3 《ヒマワリ》 1932年のエミール・ノルデの作品。大きなヒマワリが二つ、重そうに首を垂れています。
暗く、重くるしい空気感を、
頭を垂れたヒマワリに投影せずにはいられなかったのか、とも思えるような、
訴えかける力に圧倒されました。
ということで
こんな感じでまたまた断腸の想いで
3つ選んでみました。
他にも
挙げきれないほど
素晴らしい作品がいっぱいありました。
もう一回観に行ってもいいくらい。
曜日によっては
写真撮影ができる日もあるみたいです。
わたしが行った時は
撮影できない日でした。
上野はいまゴッホとゴーギャンの展示もやっているし、
そっちも早く観に行きたい!
ちなみに
デトロイト美術館には
フリーダ・カーロの夫であるディエゴ・リベラの壁画がたくさんあるらしいのですが
その一部、
デトロイトの自動車工場の様子を描いたものが
今回の上野の森美術館の展示の入り口にも再現されています。
チケットを買って
入る前のところなので
見落としがちですが
エントランスからデトロイト美術館の雰囲気作り。拘ってますよね。
こちらもぜひチェック╰(*´︶`*)╯♡
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