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最近の写真♪



夏は涼しい色が爽やかでいいね〜黒も好きだけどね(^^)
普段はカジュアル派で日焼けしないようにしているので、お仕事やオーディション関係の服装と普段着と着る洋服を分けている私。TPOに合わせてね(*^^*)

今読んでいる「カラマーゾフの兄弟」の合間に、カフカの「変身」を読みました。
素晴らしかったので紹介します。


「変身」
ある朝、突然に恐ろしい姿形をした虫になってしまったザムザ。
なんというやるせない話だろう。
これまでザムザに頼りきった生活をしていた家族は、ザムザが巨大な恐ろしい虫になった途端に、虫として扱い忌み嫌う家族。
人間はなんて都合良く生きることのできる生物なのだろう。

かわいそうな、ザムザ。彼の家族のために働いてきたこれまでも虫になってしまった数日も、一体どうしたら報われたのだろう。
そして彼を蝕んだものの正体は。

私はこの形のない正体を、家庭、オフィス、学校、社会のどこにでもあるもので誰もが蝕まれる可能性のあるものだと考える。

この作品を現代社会に起きかえるとひどく恐ろしい。
もしも家族が社会から受け入れられない存在になってしまったら、そんなふうに排除するものだろうか‥。
悲しいかな、世の中で十分あり得るし、耳目に覚えがある。

人間は合理的で理不尽で、邪悪で、それこそ虫よりも変な生き物だ。

けれどもだからこそ人は自分を省みてよりよく生きようと願うのだろうし、多くの人は愛がなにかを探しているのだろうし、人間はいつも自分を戒めている。人間は弱くて無力だからこそ、悩んだり葛藤をもつ。心を鍛えようとする。
人間は、鎧を持たないか弱い生き物なのだ。

この小説は、生涯において何度でも読みたい。普遍的な人間の未熟さを表している作品だから。

カフカの描く「城」や「変身」のように、簡素で控えめな表現であってもそこに隠された普遍的な人間の可笑しさ、不条理、愚かさを直接的に表さず、
そこにメタファーを加えて冒険心を唆らせるような描写で読者に真意を考えさせる形で伝えており、核心には触れずに作品全体を通して読者に伝えるカフカの作品の世界観は素晴らしい。
はかなさを感じさせるのは、カフカという人物が描くからなのか。もしくは、はかない人間の愚かささえもカフカは愛していたからなのか。
繊細だけども主観的すぎず、陰湿さもない。人間を含む世の中の不条理をより大きな視野で見てきた人なのかもしれない。

コメント

蒸し暑い季節 やはり爽やかさが一番だね  髪も長いから この時期 短くしたい なんて思うこともないかな?


でも ストレートの髪は さっぱりしてていいよね   自宅でくつろぐ時などはどうしてるのかな?  ポニーテールなどにして首筋に涼しさを感じながら さわやかにね

なみへいオヤジ 2016年07月07日

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