国宝燕子花図屏風

国宝燕子花図屏風

表参道にある根津美術館へ

ここも大好きな美術館のひとつ。
入り口も雰囲気があり
お庭も広くて、
誰かと一緒にのんびり過ごすっていうのもいいなあ、と思える場所。
って、思いながら、いつも一人でじっくり鑑賞しに来ちゃってますが(^^;;
お庭のカフェもいつか行ってみたい。




今回は


国宝の燕子花図屏風が展示されている特別展の期間ということで


実物をみるのは初めて。
尾形光琳のとても有名な屏風絵なので
教科書などではみかけたこともあり、
ざっくり知っているような気になっている絵ですが

やっぱり実物って違うんですよね

今回の場合は
想像していたよりも実物の方が
色が鮮やかで、しかもマットな表現だなあと思いました。

燕子花の緑の葉の部分は
かなり、ぺったりと塗りつけられたような、
それでいて鮮やかな色彩で
これまで見てきた他の屏風絵で感じられたような透明感や奥行きが
絵の具や筆使いからは感じられず、
でも描かれた燕子花の構図から、いろんな視点を投げかけられているかのようで、

屏風絵と自分との間に不思議な距離感、空間の歪みのような揺らぎを感じたり。



今回の展示は
絵と和歌がセットで紹介される展示方法。

絵の中に賛として文字で和歌が書き込まれているものもあれば、
何かの和歌を基にして描かれた絵、という後々の解釈が添えられたものもあり。

国宝の燕子花図屏風は
伊勢物語の一節に基づいて描かれたと言われているのだとか。

今回の特別展、
絵としての美しさだけでも充分に楽しめますが、イヤホンガイドや展示横の解説と合わせて、

絵を見て、和歌を知って、また絵を見て

とじっくり噛みしめながら味わえる展示になっています。


私が行った時はゴールデンウィーク前だったためか、美術館は空いていてとても見やすい状態でしたが、
この連休はどうでしょうか。










コメント

根津美術館は、素敵なところですよね。私は、去年、刀の特集をやっていた
時に行きましたよ。。。

まるみる 2016年05月02日

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