ロケーション:箱根
東北震災から5年が経ちました、ね。
当事者の皆さまにとって、5年という月日が長かったのかあっという間だったのか、それは計り知れません。
僕は震災が起きた日はまだ会社員でした。
たまたまお休みの日だったのもあって、リフレッシュがてらレンタカーを借りて箱根まで日帰り温泉にでも行こうと。
そして、江ノ島の横を車で通過中に地震が起きました。
震源地ほどの揺れはなかったのかもしれませんが、かなり車中も揺れて、最初は後ろの車に追突されたのかと思ったほど。
何が何だか分からないと思って車外を見たときに、対向車がみんなハザードをつけて止まってるのを見て、初めて外で何か異変が起きてるんだと気付きました。
そこで車についていたワンセグを見て、津波の情報を聞き、念のため江ノ島の海沿いから離れようと箱根方面まで車を走らせ…
そこからは渋滞に次ぐ渋滞に合わせ、高速道路や有料道路もストップし、結果的に朝方5時近くまで車を走らせて東京の自宅に戻りました。
今でもあのときの街の混乱具合は忘れません。
震源地から離れた東京・神奈川付近であの混乱だったくらいなのにと思うと、震災が起きた場所の混乱さは想像するのも臆するくらいです…
5年前の地震で会社の一部店舗は大きな破損が起きたところもありましたが、家族も、実家も、都内の家も、僕自身も、大きな危機に陥ることはありませんでした。
ただ、毎日が当たり前のようにくるものではないと思うようになったのは、きっとあの日からだと思います。
その意識、感覚を絶対に忘れないように。
毎日を大切に。
僕があの日から学んだことです。
震災にあわれた方に対して僕が現状でできていることなんて微々たる募金くらいなものですが、人が、街が、少しでも笑える日が来ることを願って、これからもその微々たるものを続けていければと考えます。
少しでいいから、さ。
さて、今日もその大切な一日のひとつ!
悔いなく楽しく生きていきます。
ではでは、皆さまにとっても今日が良き日になりますように。
いってきます!
今日の届いた気持ち(お気に入り)。
とくに用とかではないです。
ただ誰かに、今まで誰にも言えなかったから、誰かに聞いてほしくて。
今やっとほんの少し落ちついたから。
震災があったあの日からコートでボールをついたことはありません。
今の学校にはバスケ部はないし、送迎バスは時間が決まってるからみんな部活動すらできません。
なんでこんな目にって、やっぱり卑屈になっちゃいます。
バスケをやめてしまったのは本意ではありません。
でもあの時、たくさんの大人が皮靴でコートに上がってきて、直感でこう思いました。
もう、ここでバスケはできないと。
それからのことはあまり覚えていません。
とにかく必死だったから。
ただ、バッシュでグチョグチョのグラウンドに出たときの、あの罪悪感だけは忘れることができません。
分かって欲しいなんて、思ってはいません。
ただこうやって、なんの抗いようもなく、高校バスケを終えてしまう人間がいることを、ただ誰かに、知ってほしかった。
日向武史「あひるの空」より
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