『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』

美術館によく行く人でも
苦手意識があってなかなか行かないなあという人でも
どちらからも楽しめる一冊。


『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本 ー 知識がなくてもできる教養の磨き方 ー』

藤田令伊さんの本を読みました。




美術館に併設されたカフェや庭園、おしゃれなミュージアムショップは
入館料なしで立ち寄れるところも、確かにあるんですよね。
美術館によって形式は様々。
入館料を払わないと入れないエリアにあるカフェやお店なんかは、レア感もあるので、せっかくその美術館に行ったんだからと、作品鑑賞、カフェ、併設図書館、庭園散歩・・・と、丸一日過ごしたくなったり、
カフェだけでも利用できる美術館なら、ちょっとのんびりしたい時に作品鑑賞はなしで立ち寄ったり。


美術の見方もたくさん紹介されていて
そうか、こんな風に見たら面白そう、というものがたくさん。

私も最近考えるようになった、
この作品、買いたいか、買いたくないか、
という話も出てきてタイムリーでした。
藤田さんはこれを「エア買いつけ」と命名されていて、うん、まさに。おもしろい。
買うか考えると、見方がほんと、変わるんですよね。手元に置きたいか。何度も眺めたいのか。
買うか買わないかの決め手は人それぞれだと思いますが、やっぱり、かなりの強い心への波動なり、感動なり、何かがないと、「買います!」とはならないような気がします。



面白いことに
第一印象の話もあり。
この本のなかでは、作品をぱっと見たときの第一印象について触れられているのですが、
人と人とが出会ったときの第一印象、一般論としても頷けるところがたくさんあります。

「私たちは、私たち自身でさえ、どうしてそのように感じるのかわからないまま、半ば無意識のうちに何らかの第一印象を得ています。」
「第一印象の基盤には私たちの主観が存在しています。私たちがこれまで生きてき、体験してきたことや私たちのものの見方、考え方といったものが自覚しないあいだにも盛り込まれて第一印象が形成されています。したがって第一印象はおのずから私たちの主観の反映ということになります。」


時間が経って
同じ作品を目の前にしたときに
印象が違うように感じてしまうのは
自分が変わったから、でもあるんですよね。

いろんな見方ができると
それだけ楽しみも増えるように思います。

多くの視点を持てるように
日々、精進ですね。




というわけで
2016年12冊目でした。










・・・・・・

のぶちゃんさん
コハダさん

コメントありがとうございます!

のぶちゃんさん
ロシア料理店情報ありがとうございます!
関東だとほんと、各国の料理が楽しめちゃっていいですね(o^^o)


コハダさん
音楽はジャンルを問わず雑食なのですが
うーん、やっぱり保存してある曲とかは
昔のCDからデータを保存したのが多いせいもあってクラシックのピアノのものが多いかもしれません。
ショパンのピアノ独奏の、マズルカをさっきたまたま聴いていました。

コメント

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